ウィンダウス(英語表記)Windaus, Adolf

  • 1876―1959
  • Adolf Windaus
  • Windaus, Adolf Otto Reinhold

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

[生]1876.12.25. ベルリン
[没]1959.6.12. ゲッティンゲン
ドイツの有機化学者。 1899年フライブルク大学で学位取得後,同大学,次いでインスブルック大学を経て,ゲッティンゲン大学教授 (1915) 。ステロールの研究,特に,コレステロールの構造,シイタケのエルゴステロールに紫外線を当ててビタミン D2 ができることを発見。ホルモンの研究,強心薬ジギタリスの成分研究などの業績がある。 1928年ノーベル化学賞を受賞した。

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百科事典マイペディアの解説

ドイツの有機化学者。ベルリン生れ。E.フィッシャーに学び,1915年ゲッティンゲン大学教授。ステリン類の研究を行い,エルゴステリンに紫外線を作用させるとビタミンDとなることを発見。心臓毒に関する研究でも知られる。1928年ノーベル化学賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

1876‐1959
ドイツの有機化学者。伝統ある職人の家系に生まれ,初め医学を学ぶが,やがてE.フィッシャーに学んだ有機化学に興味をもち,天然物有機化学に転向した。1913年インスブルック大学医化学教授,15年O.ワルラハを継いでゲッティンゲン大学教授。主としてステリン類とビタミンの研究で成果をあげ,28年ノーベル化学賞を受けた。生体内で,デヒドロコレステロールがビタミンDに変化することを証明したり,エルゴステリンが紫外線の作用でビタミンDのような作用をもつ物質に変化することを見いだした。

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大辞林 第三版の解説

1876~1959 ドイツの化学者。ステリン類など複雑な有機物を研究。エルゴステリンが紫外線によりビタミン D に変化することを発見。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ドイツの有機化学者。12月25日ベルリンに生まれる。ドイツのフライブルク大学、さらにベルリン大学に学び、フィッシャーの門下生となった。フライブルク、インスブルックなどの大学で教鞭(きょうべん)をとったあと、1915年から1944年までゲッティンゲン大学の教授であった。ステリン類とビタミンとの関係について研究し、エルゴステリンに紫外線を照射するとビタミンD作用をもつ物質が生ずることを発見した。コレステリンの構造に関する研究は性ホルモン研究の基礎になった。また、心臓薬ジギタリスの研究もある。1928年ノーベル化学賞を受賞。1959年6月9日ゲッティンゲンで死去した。[宇佐美正一郎]

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精選版 日本国語大辞典の解説

(Adolf Windaus アドルフ━) ドイツの有機化学者。コレステリンに関する研究を行ない、のちビタミンD、ジギタリス配糖体などの研究に専念。一九二八年ノーベル化学賞を受賞。(一八七六‐一九五九

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化学辞典 第2版の解説

ドイツの有機化学者.ベルリンに生まれる.ベルリン大学とフライブルク大学で医学を学んだが,ベルリン大学でE.H. Fischer(フィッシャー)の影響で化学に興味をもち,フライブルク大学ではH. Kilianiのもとでコレステロールを研究し,1901年学位を取得.1913年インスブルク大学医化学教授.1915年にはO. Wallach(ワラッハ)の後を継いでゲッチンゲン大学教授となった(~1944年).コレステロールやステロイドの構造研究を友人のH.O. Wieland(ウィーラント)と行う.また,ビタミンD前駆物質デヒドロコレステロールであることを証明し,ヒスタミンを発見,ビタミン B1 の構造解明にも貢献した.これらの研究は,工業化学者からも注目された.ステロイドとそのビタミンとの関連の研究で,1928年ノーベル化学賞を受賞した.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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