エッセー

百科事典マイペディアの解説

エッセー

作者がある主題に関する感想または心境をおりにふれ,作者の自由な発意のままに表現した,きわめて個性的な著作形式モンテーニュの《随想録》(1580年)に端を発した,ヨーロッパの散文による文学のジャンルだが,日本の随筆に近い。語源のフランス語essayerは,〈試みる〉の意。
→関連項目猿谷要プルタルコス

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とっさの日本語便利帳の解説

エッセー

日本でいう随筆とは異なり、限定されたテーマに関して自分の見解を記述する小論文。大学や大学院の入学の際には、Statement of Purpose(出願目的)をテーマに記述したEssayを提出する。また、学術論文をAcademic Essayと呼び、課題としてしばしば提出させられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

エッセー【essay】

本来この語は日本語の〈随筆〉よりもっとまじめな論考をさすはずである。なぜならこの語の語源は,フランス語動詞の〈エセイエessayer〉,英語の〈アセイassay〉であり,〈試みる〉〈ためす〉を意味するから。したがって〈エッセー〉は〈試論〉とでも訳すべく,内容としては高度な学術論文までを含みうるものである。とはいうものの,ヨーロッパ文学で散文芸術の一つのジャンルとして確立された〈エッセー〉(リテラリー・エッセーとも呼ぶ)は,日本の随筆とかなり近いものと考えてよい。

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大辞林 第三版の解説

エッセー【essay; essai】

形式にとらわれず、個人的観点から物事を論じた散文。また、意の趣くままに感想・見聞などをまとめた文章。随筆。エッセイ。
ある特定の問題について論じた文。小論。論説。

エッセー【Essais】

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精選版 日本国語大辞典の解説

エッセー

[1] 〘名〙 (essay essai)
① 文学の一ジャンル。自由な形式で書かれ、見聞、経験、感想などを気のむくままに書き記した文章。随筆。
※柵草紙の山房論文(1891‐92)〈森鴎外〉エミル・ゾラが没理想「ゾラが小説に就いての没理想論は試験小説 Le roman expérimental と題したる数篇の『エッセイ』にあり」
② 特定のテーマに関する論述。随筆風小論文。小論。評論。論説。
※青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏「余程最う研究が出来たでせう?早く論文(ヱッセー)が見たい事ね」
[2] (原題Essais) 随想集。モンテーニュ著。一五八八年、三巻本として発表。随想録。

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