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エノキグサ(榎草) エノキグサAcalypha australis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エノキグサ(榎草)
エノキグサ
Acalypha australis

トウダイグサ科の一年草。東アジアに広く分布し,平地の道端や畑にごく普通にみられる。茎は直立してよく分枝し,高さ 20~40cm,エノキ (榎) に似た葉を互生する。花期は夏から秋で,葉腋から短い柄を出し,その先に小さな穂状花序をつくる。花序の上部には雄花が多数集り,基部には総包に包まれた雌花がつく。雄花では8本のおしべが4本ずつ2輪に配列する。雌花の総包は,果期には大きく (径 10~15mm) 目立つようになり,どことなく編笠を連想させることから,アミガサソウの名もある。

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世界大百科事典 第2版の解説

エノキグサ【エノキグサ(榎草) Acalypha australis L.】

日本全土の畑地や路傍に普通にみられるトウダイグサ科の夏緑一年生雑草(イラスト)。エノキに似た葉をつけるところから榎草とよばれる。茎は直立し,30~50cmになる。8月ころ,開花。花は単性花で,小さな褐色の雄花が多数集まって穂状の花序をつくり,その基部に緑色の苞葉に包まれた雌花が通常1個つく。この苞葉が編笠に似るところから,アミガサソウともよばれる。属の学名Acalyphaは,〈美をつかんでいない〉という意味で,雌花も雄花も美しい花弁などをもたない風媒花である。

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世界大百科事典内のエノキグサ(榎草)の言及

【薬用植物】より

…同じ植物がある地域では薬用に利用されるのに,別の地域では無用の場合がある。例えば中国でミゾカクシ(中国名,半辺蓮,キキョウ科)は腫瘍や毒蛇の咬傷に,エノキグサ(中国名,血見愁,トウダイグサ科)は止血剤として,内服されたり外用される。両植物はいずれも日本に自生しているが,日本ではまったく使われていない。…

※「エノキグサ(榎草)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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