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カイニン酸 カイニンさんkainic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カイニン酸
カイニンさん
kainic acid

C10H15NO4マクリ (海人草) に含まれるアミノ酸の一種。回虫駆除薬。理論的に8種類の光学異性体が存在するが,駆虫有効成分はL-α-カイニン酸である。

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百科事典マイペディアの解説

カイニン酸【カイニンさん】

マクリの有効成分。人体寄生虫カイチュウの運動を最初興奮させ,のち麻痺(まひ)させるため,カイチュウ,ときにギョウチュウの駆除に用いられたが,現在は使われない。
→関連項目駆虫薬

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デジタル大辞泉プラスの解説

カイニン酸

薬に含まれる成分のひとつ。回虫、蟯(ぎょう)虫、鞭虫などの駆虫に用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

カイニンさん【カイニン酸 kainic acid】

1953年村上信三,竹本常松によって,駆虫薬として古くから用いられていたマクリ(カイニンソウ)の有効成分として抽出されたもので,その後合成されてカイチュウ(回虫)に,ときにギョウチュウ(蟯虫),ベンチュウ(鞭虫)にも用いられる。カイチュウの運動を初め興奮させ,後,神経および筋肉に作用して痙攣(けいれん),麻痺をおこし,運動能力を低下させ,腸管の蠕動(ぜんどう)によって体外に虫体を排出させる。サントニンとの併用によって相乗的な効果が得られる。

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大辞林 第三版の解説

カイニンさん【カイニン酸】

海人草かいにんそうから得られるアミノ酸の一。無色の針状結晶。水溶性。回虫駆除薬。神経の興奮伝達機構を研究するための生化学試薬としても用いられる。

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世界大百科事典内のカイニン酸の言及

【駆虫薬】より

…黄視,頭痛,吐き気などの副作用がみられる。(2)マクリおよびカイニン酸 紅藻類のマクリが煎剤として用いられてきたが,その有効成分カイニン酸が抽出あるいは合成され,サントニンとの合剤がカイチュウ駆除に用いられる。(3)ピペラジン カイチュウ,ギョウチュウに有効。…

※「カイニン酸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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