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カキツバタ(燕子花∥杜若) カキツバタrabbit‐ear iris

世界大百科事典 第2版の解説

カキツバタ【カキツバタ(燕子花∥杜若) rabbit‐ear iris】

水湿地を好むアヤメ科の多年草(イラスト)。〈いずれアヤメかカキツバタ〉といわれるようにアヤメにすこぶるよく似た花を,ほぼ同じ時期(5~6月)に咲かせる。しかし葉が幅広く1~3cmになり(アヤメは1cm以下),花の小花梗が子房よりも長い点で両種は区別される。《万葉集》にもカキツバタを詠んだ歌があり,古くから知られていた。花を集め布にすりつけて染めることもあったらしい。日本では,ノハナショウブから品種改良されたハナショウブが江戸時代から重要な園芸植物として,世界的に誇りうる品種分化が進んだのに対し,カキツバタやアヤメは,白花などの色変り,斑入りなどの品種を除いては,見るべき園芸品種が育成されなかった。

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世界大百科事典内のカキツバタ(燕子花∥杜若)の言及

【アヤメ】より

… アヤメ属Irisは北半球温帯に約200種が広く分布し,多くが観賞用に栽培される。 カキツバタI.laevigata Fischer(イラスト)はシベリア,中国東北部,朝鮮,日本の水辺に野生し,アヤメ属中最も水を好む。5月に青紫まれに白色の花を1茎に通常3花つける。…

※「カキツバタ(燕子花∥杜若)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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