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カラガンダ Karaganda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カラガンダ
Karaganda

カザフスタン中部,カラガンダ州の州都。カザフ丘陵中央部にある鉱工業都市で,同国第2の都市。カラガンダ炭田採炭中心地で,1857年から小規模な採炭が行われていたが,1931年シベリア鉄道と連絡する路線が完成し,カラガンダ炭田が本格的に開発されてから急速に発展。採炭のほか,鉱山用機械,建設資材,食品 (食肉,製粉,冷凍,製菓) ,皮革などの工業がある。環境の悪い乾燥したステップ地帯に立地したため,砂塵や熱風を防ぐ目的で広い公園を多数建設した結果,住宅地は 700km2にわたる広大な市域に分散している。文化の中心地でもあり,カラガンダ大学 (1972) をはじめ工科,医学,教育の各大学や多数の研究所,劇場,博物館,植物園などがある。人口 60万 8600 (1991推計) 。

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百科事典マイペディアの解説

カラガンダ

カザフスタンの都市で,同名州の州都。カラガンダ炭田(約3000km2,推定埋蔵量51億t)の中心。機械工業も行われ,冶金コンビナートがある。シベリア鉄道本線との連絡と炭田の開発に伴い,1930年代後半から急速に発展。

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世界大百科事典 第2版の解説

カラガンダ【Karaganda】

中央アジア,カザフスタン共和国の同名州の州都。人口60万8000(1991)。1931年にシベリア鉄道本線と結ぶ鉄道が開通し,この地は石炭産業の一中心地として発達するにいたった。また矯正労働収容所が設けられ,多数の政治囚,一般囚が送り込まれた。カラガンダ炭田は旧ソ連邦内第3位の採炭量をもち,71年に3980万tを産出した。70年には冶金コンビナートも生まれた。【和田 春樹

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大辞林 第三版の解説

カラガンダ【Karaganda】

カザフスタン共和国北東部の都市。カラガンダ炭田を有し石炭・機械・食品工業が盛ん。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カラガンダ
からがんだ
Караганда Karaganda

中央アジア、カザフスタン共和国中部に位置するカラガンダ州の州都。Qaraghandyとも表記する。同国第二の都市。人口43万6900(1999)。1931年シベリア鉄道と連絡されたことを契機に、カラガンダ炭田が本格的に開発され、急速に人口が増大し、約700平方キロメートルの広大な市域を有する重工業都市となった。19世紀中葉以前の旧市内を取り壊して公園や緑地を造成し、ソ連時代には近代的工業団地と住宅群を区分した環境衛生都市であった。その後、石炭需要の低下で石炭生産は大幅に減少したが、それでもカザフ全体でみるとロシア、ウクライナなど旧ソ連邦諸国への輸出は最大である(1990年代末)。採炭のほかに鉱山機械や建設資材、建設機械の製造工場などがあり、軽工業、食品加工業も発展した。イルティシ・カラガンダ運河(1971年完成)により、イルティシ川から水が供給される。また科学、文化の中心地で、劇場、大学、専門技術者養成学校などがある。[山下脩二]

カラガンダ炭田

ソ連邦時代にはドンバス、クズバスに次ぐ炭田であった。1989年には26炭鉱が稼働し、年産4200万トンの石炭生産があったが、2000年時点では、11炭鉱で年間824万トンに落ち込んだ。面積約3000平方キロメートル。地質構造は全体として東西に長い楕円(だえん)形の盆地構造を示し、炭層は複向斜構造をなして分布している。稼行炭層は古生代石炭紀に属するものが十数枚、中生代ジュラ紀に属するものが数枚ある。炭丈の薄い未稼行のものを含めると、炭丈は数十枚あり、その合計の厚さは80~105メートルに及ぶ。炭質はコークス用瀝青炭(れきせいたん)で、灰分20%、硫黄(いおう)分1%以下と良質である。[木下重教]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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