出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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カリガネ
Anser erythropus; lesser white-fronted goose
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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カリガネ
かりがね
lesser white-fronted goose
[学] Anser erythropus
鳥綱カモ目カモ科の鳥。北ヨーロッパ、シベリアの北極圏で繁殖し、日本にも少数渡来する。全身暗褐色でマガンに似るが、全長約60センチメートルと小形である。古書に「雁(かり)がね」「かりが音(ね)」「かりが子(ね)」などとあるのは、ガン全体をその声に由来してよんだ名であるが、本種の声はカカカッ、クワカカッと甲高く澄んだよい声で、真の「雁が音」にふさわしい。
[黒田長久]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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カリガネ
カモ科の鳥。翼長38cm。ガン類の1種で,マガンに似るがより小型。成鳥のくちばしはピンク色で短い。ユーラシアの北極圏で繁殖し,冬は南方へ渡る。日本へは数少ない冬鳥として渡来し,おもに水田で落ち穂や雑草を食べる。東アジア全体で6000羽ほどしかいないとされる。絶滅危惧IB類(環境省第4次レッドリスト)。
→関連項目ガン(雁)
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世界大百科事典(旧版)内のかりがねの言及
【マガン(真雁)】より
…飛行中遠方からも聞こえる大声でクワッカカッ,クワッカカッと鳴く。古くはかりがね(雁金)と呼ばれ,現在のカリガネA.erythropusのほうは小雁金と呼ばれていた。天然記念物。…
※「かりがね」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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