カリスト(ギリシア神話)(読み)かりすと(英語表記)Kallistō

  • ギリシア神話

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

(1)ギリシア神話で、狩猟をつかさどる処女神アルテミスに仕えるアルカディアのニンフ(あるいはリカオン王の娘)。ゼウスに見そめられて、むりやりその愛を受け、息子アルカスを産むが、純潔の誓いが破られたのを怒ったアルテミス(あるいは嫉妬(しっと)したヘラ、またはヘラの目を恐れたゼウス自身ともいう)により熊(くま)に変えられた。一方、成長したアルカスは、母とも知らずにこの熊を槍(やり)でしとめようとするが、ゼウスの計らいによりその直前に母はおおぐま座に、息子はうしかい座に変身させられたという。

(2)ギリシア神話の英雄オデュッセウスの姉妹のこと。

[丹下和彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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