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カリ Cali

翻訳|Cali

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カリ
Cali

コロンビア西部,バイェデルカウカ州の州都。首都ボゴタの南西約 300km,アンデスの西部山脈と中部山脈を分けるカウカ川の上流部の支流カリ川に臨む。標高約 1000m。 1536年建設。同国で最も肥沃な農業地帯の一つであるカウカ谷にあるが,交通の便の悪い山間にあったため経済的な発展が遅れた。 20世紀に入って鉄道が通じてから発展し始め,特に 1950年代以降急速に人口が増加,ボゴタメデリンに次ぐ同国第3の都市に発展した。 1954年以来カウカ谷開発公社による総合開発計画の実施により,農業のほか商工業の開発も進展しているカウカ谷一帯の中心地で,コーヒーを中心にサトウキビ,綿花,豆類,牛肉などの産物の集散を行なうとともに,繊維,食品,製靴,製紙,医薬品,自転車,タイヤ,石鹸などの工業が発達し,同国有数の工業中心地となっている。市内にはバイェ大学 (1945) ,サンチアゴデカリ大学 (1958) をはじめとする高等教育機関,劇場,博物館などがあり,カウカ谷の文化中心地である。現在はまた交通の要地でもあり,幹線鉄道とパンアメリカン・ハイウェーが通り,同国太平洋岸の主要港ブエナベントゥラへ通じる鉄道,道路の分岐点となっている。国際空港もある。人口 140万 2983 (1985) 。

カリ
Kali

ヒンドゥー教神話における世界の4期の一つ。カリ・ユガともいう。最後の最も悪い暗黒時代で,43万 2000年間続くとされる。末世時,争闘時と漢訳される。人類は前 3102年以来このカリ期にいるという。この時期には最良の時代に存在した正法 (ダルマ) の4分の3が消滅し,戦争,天災悪習,早死などの災禍が生じ,大火,大洪水が起り,ついには世界の崩壊が訪れる (→ユガ ) 。

カリ

日本音楽の用語。標準または通常の音より音高を上げること。「メリ」の反対。動詞としてはカルという。半音ほど高めることが多い。管楽器,特に尺八でよく用いる。顎を前に突き出して,歌口と唇との間隔を広くすることによって行う。琴古流では,「メリでない」の意味で,通常の音をもカリと呼ぶことがある。

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百科事典マイペディアの解説

カリ

コロンビア西部,アンデス山麓の商工業都市。カウカ川に臨む。ブエナベントゥラ港と鉄道・道路で結ばれ,伝統的な製糖・コーヒー産業などのほか,化学,セメントなどの工業も発展している。
→関連項目ブエナベントゥラ

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デジタル大辞泉プラスの解説

カリ

NHKの子供向けテレビ番組『うごけぼくのえ』(1974年放映開始)に登場するキャラクターネズミ男の子

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世界大百科事典 第2版の解説

カリ【Cali】

コロンビア西部のバジェ・デル・カウカ県の県都。人口171万8871(1995)。1536年S.ベナルカサルが,カウカ河谷の肥沃な山地部の標高1063mの地に創設した。かつては製糖業が主要な産業であったが,20世紀に入るとパナマ運河とブエナベントゥラへの鉄道の開通によってカウカ河谷の産業の中心として急速に成長した。1946年にはブエナベントゥラ港との間に産業道路が開設された。54年カウカ河谷開発公社が創設され,多くの外国資本の流入によって,伝統的な製糖,コーヒー,織物,皮革産業のほかに食品加工,金属機械,セメント,ゴム,製紙,石油化学,アルミなどの大規模な産業が興っている。

カリ【Kali[ドイツ]】

炭酸カリウムK2CO3の俗称。加里と書くこともある。海藻灰(主成分はK2CO3)をあらわすアラビア語qāliに由来。カリ球,酒精加里などと呼ぶ場合のカリは水酸化カリウム(苛性カリ)を意味する。カリウムの略称として塩化カリ,炭酸カリ,過マンガン酸カリのように呼ぶことがあるが,正しくは〇〇カリウムと呼ぶのがよい。19番元素カリウムKを含むことを示す意味で,カリガラスカリ長石,カリミョウバン,カリ肥料,カリセッケンなどのように使われることが多い。

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世界大百科事典内のカリの言及

【為替】より

…離れた地域にいる金銭上の債権者と債務者が,現金の輸送を行わずに債権債務を決済するしくみ。現金の輸送に伴う危険・費用・手間を省く効果がある。今日では銀行・郵便局がその仲介を行い,とくに銀行では預金・貸出しと並ぶ主要業務の一つとなっている。為替は,債務者が債権者に送金する並為替(送金為替)と,債権者が債務者から取り立てる逆為替(代金取立て)とに分けられる。また,債権者と債務者が同一国内にいる内国為替と,別の国にいる外国為替とに大別される。…

【炭酸カリウム】より

…化学式K2CO3。俗に炭酸カリまたは単にカリ(加里)ともいう。植物灰の主成分をなす。…

※「カリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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