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ガマ(蝦蟇) ガマ

世界大百科事典 第2版の解説

ガマ【ガマ(蝦蟇)】

ヒキガエルの俗称。〈びっき〉などの異名があり,日中物陰にいて夕方に現れ昆虫や蠕虫(ぜんちゆう)類を舌を出してとらえるが,すばやいため虫が自然に口中に引き込まれるように見え,〈ひき〉の名が出たらしい。日本の人家の庭でふつうに見られるニホンヒキガエルBufo bufo japonicus(イラスト)などヒキガエル類は,一般にガマと呼ばれ親しまれる。〈ガマの油売〉で知られる筑波山の〈四六のガマ〉をはじめ,望みのものを引き寄せる縁起のよい動物として置物にされたり,芝居では児雷也の変身に利用されたりする。

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世界大百科事典内のガマ(蝦蟇)の言及

【ガマの油売】より

…ガマの油を原料とする軟膏を大道で売る香具師(やし)の一種。この軟膏は,外傷やひび,あかぎれ,やけどなどの治療に効果があるといわれ,軍中膏として用いられた。…

【強心薬】より

…上記の主要植物以外では,スズラン,セイヨウキョウチクトウ,フクジュソウ,オモトなどにも含まれる。配糖体ではないが,ガマの皮膚腺分泌物から得られるブホタリン,ブホトキシンなども強心ステロイドである。現在では数多くの強心配糖体の化学構造が明らかにされているが,共通した構造はアグリコンまたはゲニンと呼ばれるステロイド構造部分に糖が結合した形である。…

【心臓薬】より

…またこれらの糖がとれた形のゲニンも強心作用を示す。ガマ皮膚腺分泌物にもブホタリン,ブホトキシンなどの強心ステロイドが含まれる。そのほか,カテコールアミン類(アドレナリンやノルアドレナリン)やキサンチン誘導体(カフェインやテオフィリン)なども強心作用を有する。…

【ニホンヒキガエル】より

…ヒキガエル科の大型ガエル(イラスト)。通称ガマ(蝦蟇)。北海道,本州,四国,九州に分布し,近畿地方以北の個体群は,亜種のアズマヒキガエルB.j.formosusに区別される。…

【ヒキガエル(蟇∥蟾蜍)】より

…そして,危険に出会うと四肢を突っ張り頭を下にして,耳腺を敵の鼻先に突き出す。耳腺から分泌される毒液は一般にガマ毒あるいはブフォトキシンと呼ばれ,ブフォタリンなど数種の成分が含まれる。動物の口腔,粘膜に付着すると,炎症を起こし心筋や神経中枢に作用して敵を弱らせる。…

※「ガマ(蝦蟇)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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