コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ガーシュイン ガーシュインGershwin, George

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガーシュイン
Gershwin, George

[生]1898.9.26. ニューヨークブルックリン
[没]1937.7.11. ハリウッド
アメリカのピアノ奏者,作曲家。ユダヤ系ロシア移民の貧しい商人の次男として生れ,少年期にレミック楽譜出版社のピアノ奏者として働きながら歌曲集を出版。 1919年 A.ジョルスンによって歌われた歌曲『スワニー川』が人気を呼び,一躍ブロードウェー・ミュージカルの作曲者として脚光を浴びる。その後,24年ピアノとジャズオーケストラのための『ラプソディ・イン・ブルー』や,28年『パリのアメリカ人』,35年オペラ『ポーギーとベス』など数々の作品を作曲し,38歳の若さで死去。彼は,アメリカのジャズ手法と,交響的管弦楽の音響効果を巧みに融合させ,近代音楽史上,特異な足跡を残した。

ガーシュイン
Gershwin, Ira

[生]1896.12.6. ニューヨーク,ニューヨーク
[没]1983.8.17. カリフォルニア,ビバリーヒルズ
アメリカ合衆国の作詞家。ロシア系ユダヤ人移民の子として生まれ,1914~16年ニューヨーク市立大学に学ぶ。作曲家として売れ始めていた弟ジョージ(→ガーシュイン)に頼まれ作詞を始め,1918年ミュージカル『レディーズ・ファースト』の劇中曲が最初の兄弟合作となった。当初はアーサー・フランシスのペン・ネームを用いて活動し,『ザ・マン・アイ・ラブ』『アイ・ガット・リズム』『サマータイム』など,スタンダードの名曲を数多く手がけた。1932年には『オブ・ジー・アイ・シング』でピュリッツァー賞戯曲部門を受賞。1935年にはオペラポーギーとベス』を発表。その後ハリウッドに進出し,フレッド・アステアのミュージカル映画などを兄弟で合作,1937年の弟の死後は,カート・ワイルジェローム・D.カーン,ハリー・ウォレンらと活動をともにした。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

大辞林 第三版の解説

ガーシュイン【George Gershwin】

1898~1937) アメリカの作曲家・ピアノ奏者。シンフォニック-ジャズを創始。クラシック音楽とジャズの結合をはかる。作品「ラプソディ-イン-ブルー」「パリのアメリカ人」、オペラ「ポギーとベス」など。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ガーシュイン
がーしゅいん
George Gershwin
(1898―1937)

20世紀前半のアメリカを代表する作曲家。貧しいユダヤ系ロシア移民の次男として9月26日ニューヨークのブルックリンに生まれる。兄はのちに作詞家として彼のパートナーとなったアイラIra(1896―1983)。16歳のころリミック音楽出版の店頭ピアニストとして働き、大衆音楽への感受性を養い、同時に歌の作曲を試みるようになる。1917年劇界に入り、18年アル・ジョルソンによって歌われた『スワニー』が大評判をとり、ブロードウェーの作曲家として認められた。軽音楽指揮者ポール・ホワイトマンPaul Whiteman(1890―1967)との交友をきっかけにピアノと管弦楽のための『ラプソディー・イン・ブルー』(1924)を作曲、芸術音楽の方面での才能も高く買われ、28年のパリ旅行ではストラビンスキー、ラベル、ミヨーらとも交友を深めた。パリでの印象をまとめた管弦楽曲『パリのアメリカ人』(1928)はこのときの作品である。30年代にはミュージカル『君がために歌わん』(1931)、オペラ『ポーギーとベス』(1935)などを発表、さらに『踊らん哉(かな)』(1937)などの映画音楽の仕事にもかかわるが、脳腫瘍(しゅよう)のため37年7月11日、38歳で急逝した。ほかに、ピアノと管弦楽のための『ヘ調の協奏曲』(1925)、ミュージカルに『ファニー・フェイス』(1927)、『ガール・クレージー』(1930)などがあり、それらのなかの歌曲はいまも生命を保っている。[細川周平]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

ガーシュインの関連キーワードワッツ(André Watts)バット・ノット・フォー・ミーアイ・ラブズ・ユー、ポーギーヴィントン フリードリークレイジー・フォー・ユーシンフォニック・ジャズB.G. デ・シルヴァ誰にも奪えぬこの思いハービー ハンコックアーヴィング シーザシンフォニックジャズ誰かが私を見つめてるダーシー キスラーア・フォギー・デイ誰かが私を愛してる誰がかまうものか言い出しかねてス・ワンダフル愛するポーギーカリフォルニア州

今日のキーワード

かりゆし

1 沖縄方言で「縁起がよいこと」「めでたいこと」を表す語。2 「かりゆしウエア」の略。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ガーシュインの関連情報