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広告主。企業はもちろん、協会、団体、政府、地方自治体、政党、組合、市民グループ、個人など、広告活動を行う主体をさす。一般にクライアントは、媒体としての新聞、雑誌、放送各会社と直接広告出稿契約を結ぶことはまれであって、広告を専門とする広告会社を経由してスペースやタイムを購入する。しかし法的には、広告に関する最終的責任は、クライアントが負うことは最近の判例にも示されている。アドバタイザーadvertiserともいうが、広告会社側ではアカウントaccountあるいはプロスペクトprospect(見込み客)と称することもある。日本では商業放送の開始と同時に広告主という意味でスポンサーsponsorが使用されているが、元来スポンサーとは、行事、催事、公共的事業などに賛同して物心面の協力をする後援者、発起人を意味しているので、語源的にみても広告主をさすことばとしては適当ではない。
[島守光雄]
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…その過程において,それは個人の可能性を開発していくことができることが明らかとなってきたので,カウンセリングは,単なる相談の域を越えて,人間の自己実現の可能性をひき出していく方法として重要視されるようになった。カウンセリングにおいて,悩みや問題をもって来談する人をクライアントclient,それに応じる人をカウンセラーcounselorと呼ぶが,カウンセラーとクライアントの人間関係のあり方が,クライアントの自己実現傾向を促進することが認められ,それについての研究が盛んとなった。 カウンセリングは簡単な知識や情報を得るために1回だけの面接が行われるものから,上記のようなクライアントの自己実現にかかわって長期間に及ぶものまであるわけだが,狭義には,後者のものだけをカウンセリングと呼び,専門的な訓練を受けた者が担当すべきであると考える人もある。…
…ソーシャル・ケースワーカーsocial caseworkerの略称。社会生活上の問題をみずから解決することが困難なために,専門的なサービスを必要としている個人または家族に対して,個別的な援助を与える専門技術がソーシャル・ケースワークsocial caseworkであり,それを行う専門家がケースワーカーである。ケースワークは,第1次大戦後のアメリカにおいて,M.E.リッチモンドによって体系化され,日本には大正末期に紹介された。…
※「クライアント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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