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クロム酸カリウム クロムさんカリウムpotassium chromate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クロム酸カリウム
クロムさんカリウム
potassium chromate

化学式 K2CrO4 。黄色結晶。水に可溶エチルアルコール不溶。比 2.73。融点 975℃。水溶液はアルカリ性で,酸性下では,橙黄色の二クロム酸カリウムになる。有機反応の酸化剤として用いられる。

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百科事典マイペディアの解説

クロム酸カリウム【クロムさんカリウム】

化学式はK2CrO4。比重2.732,融点975℃。黄色の結晶で,水に可溶。強熱すると赤色となる。工業的には二クロム酸ナトリウムを炭酸カリウムと反応させてつくられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

クロムさんカリウム【クロム酸カリウム potassium chromate】

化学式K2CrO4。黄色,斜方晶系の結晶。融点975℃,比重2.73,屈折率1.7261。強熱すると濃い赤色となり,真空中では昇華する。水に易溶で,溶解度58.09g/100g(0℃),75.68g/100g(100℃)。エチルアルコールに不溶。水溶液は加水分解してアルカリ性を示す。 CrO42-+H2O―→HCrO4+OHこれに酸を加えると,縮合して二クロム酸塩を生じ,橙赤色となる。 2CrO42-+2H―→Cr2O72-+H2O工業的には,クロム鉄鉱(FeO・Cr2O3)と炭酸ナトリウム,石灰石の混合物を粉砕し,酸化焙焼したものを硫酸で抽出して得た二クロム酸ナトリウムNa2Cr2O7を炭酸カリウムと反応させてつくる。

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大辞林 第三版の解説

クロムさんカリウム【クロム酸カリウム】

橙黄色の結晶。水溶性。化学式 K2CrO4 二クロム酸カリウム溶液に炭酸カリウムを加えてつくる。強い酸化作用がある。酸化剤・皮なめし剤・分析試薬などに用いる。六価クロムの一つ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロム酸カリウム
くろむさんかりうむ
potassium chromate

クロム酸のカリウム塩。二クロム酸カリウムの熱水溶液に炭酸カリウムをわずかに塩基性になるまで加え、濃縮放冷すると黄色の結晶として得られる。加熱すると675℃で六方晶系の変態に転移し、赤色を呈するが、冷えれば晶系・色はともに元に戻る。水100グラムに対する溶解度は0℃で58.0グラム、100℃で75.6グラムであり、溶解度の温度による差が相対的に小さいので、水溶液からの再結晶では精製しにくい。クロム酸塩の製造、なめし革の仕上げ、媒染剤などに用いられる。重金属イオンの分析試薬として用いられ、また、銀イオンのモール滴定法(ドイツのモールKarl Friedrich Mohr(1806―1879)が1856年に創始した終点検知法で、赤色のクロム酸銀の沈殿が現れる点を終点とする)における指示薬として用いられる。[岩本振武]

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