出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
ロシアの作曲家。出版業の家に生まれ,母親はピアニストであった。並はずれた耳と記憶力で幼時から天才として知られた。2年間リムスキー・コルサコフに作曲を習ったが,〈日ごとというよりは,1時間ごと〉(リムスキー・コルサコフ《わが音楽の年代記》)の進歩を示し,16歳で第1交響曲(1882)を発表して世間の耳目を集めた。音楽の保護者で出版業のM.ベリャーエフによって作品が出版され,さらに第1交響曲がワイマールでリストの指揮により上演(1884)され,国際的な名声を得た。1899年からペテルブルグ音楽院の教授に迎えられ,1905年以後,革命後の30年まで同院長の職にとどまり,指揮者としても活躍し,ロシアの若い作曲家たちに計り知れない影響を与えた。1928年から西欧各地を演奏旅行したが,32年から病気のためにパリに定住して,そこで死去した。教職についてからは目だって創作力が衰えたが,30歳代までに作曲した八つの交響曲や《バイオリン協奏曲イ短調》,バレエ音楽《ライモンダ》《四季》などの名作によって知られている。
執筆者:森田 稔
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報
…小作人シモン,娘ハンネ,若い農夫ルーカスを主人公に,合唱,管弦楽を駆使して,季節によって推移する田園の牧歌的情景と大地に根ざした生活の営みを歌い上げる。(3)ロシアの近代音楽家グラズノフによるバレエ音楽《四季》(作品67,1900)。【服部 幸三】。…
…民族叙事詩によるオペラ《イーゴリ公》(未完。のちリムスキー・コルサコフとグラズノフにより完成。初演1890),異国情緒にあふれた音画《中央アジアの草原にて》(1880)などの作品が有名。…
※「グラズノフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新