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電子管の中の網状や螺旋(らせん)状の電極。ド・フォレストが二極管に肉焼き網(グリダイアンgridiron)に似た加熱用電極を入れたのが三極管の発明の端緒となったことからこの名がつけられた。単に格子ともいう。電子管内の電子流を制御する制御格子(コントロールグリッド)、高周波的に接地する目的の遮蔽(しゃへい)格子(スクリーングリッド)、陽極からの二次電子を抑制する抑制格子(サプレッサーグリッド)、微小電流測定用などにくふうされた空間電荷格子(スペースチャージグリッド)などがあり、それぞれ目的に応じた名を冠してよんでいる。単にグリッドとよぶときは制御格子をさす。
[岩田倫典]
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…二極管は交流を直流に変える整流素子としてあらゆる通信機,計測器などに使われたが,70年以降半導体素子が使われている。
[格子制御管]
(1)三極管 二極管の陰極と陽極の間に制御格子(グリッドgrid)と呼ばれる網状または格子状の電極を挿入したもので,陰極に対し陽極には正(小型管では数十~数百V),格子には原則として負(-数~-数十V)の電圧を与える。電子は格子の隙間を通り陽極へ流れるが,格子電圧のわずかの変化で陽極電流が大きく変化するため増幅作用をもつ。…
※「グリッド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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