出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
オーストラリア大陸東部に延びる山脈。「大分水嶺(だいぶんすいれい)山脈」と訳される。古生層が中生代から第三紀にかけて隆起したもので、同大陸の三大地形区分の一つである東部高地を構成する。ヨーク岬(クイーンズランド州北端)からグランピアン山地The Grampians(ビクトリア州西部、メルボルンの西北西約200キロメートル)に至る1~数列の分水界からなり、海岸からの距離は2~160キロメートル、幅は150~300キロメートル。降水量分布への影響など分水界としては重要であるが、平均高度はわずか900メートル前後で、オーストラリア・アルプスやニュー・イングランド山脈などに1000メートル以上の山地が広がる(最高点コジアスコ山。2228メートル)ほかは、高さ数百メートルの山地、丘陵、台地が、断続的に連なるにすぎない。一般に東斜面のほうが急で深い谷や急崖(きゅうがい)が一部に発達するのに対して、西斜面は緩やかで、事実上、平原的景観とは区別しがたい。
[谷内 達]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新