こうちゆう

普及版 字通 「こうちゆう」の読み・字形・画数・意味

籌】こうちゆう(くわうちう)

罰杯の数とり。〔清異録、四、酒漿南の單天粹、宜の人なり。性、酒を耽(この)む。日き、強ふるに盃を以てす。~時に戲語に曰く、單家の酒は、乃ち籌獄なりと。

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中】こうちゆう

矢ごろのうち。まと。〔荘子、徳充符〕(げい)(弓の名手)の中に(ゆ)かば、中央は中(あた)る地(ところ)なり。然れども中らざるは、命なり。

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柱】こうちゆう

宮。

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中】こうちゆう

おりの中。

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中】こうちゆう

あなの中。

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【拘】こうちゆう

つなぐ。

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【絳】こうちゆう

絳帳

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「こうちゆう」の意味・わかりやすい解説

コウチュウ (鉤虫)
hookworm

双腺綱鉤虫科Ancylostomidaeに属する線形動物の総称。口に歯牙もしくは歯板を有する寄生虫。同じ漢字で表すが,有爪(ゆうそう)動物のカギムシ(鉤虫)とは別物で,ジュウニシチョウチュウ十二指腸虫)のことをいう。ヒトに寄生する種類では,ズビニコウチュウアメリカコウチュウが重要で,日本でもかつて両種による感染の流行があったが,現在では農山村部に散発的に感染者が発見される程度となっている。アメリカコウチュウは主として経皮的に感染し,肺を通過する間に一定の発育を遂げ,小腸に達して成虫となる。一方,ズビニコウチュウは経口感染を主とし,その場合肺に移行することなく成虫になる。成虫の大きさは,両者とも体長10mm,体幅0.5mm程度であるが,小腸粘膜に咬着して吸血し,鉤虫性貧血の原因となる。アメリカコウチュウよりズビニコウチュウのほうが吸血量が多く,約30匹の寄生で貧血症状をおこすという。虫卵は楕円形で,卵殻は薄く無色,糞便中では4~8細胞期まで発育してみられる。両種の駆虫には四塩化エチレン,ブロムナフトール,ベフェニウム剤などが用いられる。両種のほかに,熱帯地方にはブラジルコウチュウセイロンコウチュウも分布する。前者は鉤虫性皮膚炎(皮膚爬行(はこう)症の一種)の原因となる。イヌやネコにはイヌコウチュウが普通にみられる。
アメリカコウチュウ →ズビニコウチュウ
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百科事典マイペディア 「こうちゆう」の意味・わかりやすい解説

コウチュウ(鉤虫)【コウチュウ】

ジュウニシチョウチュウ(十二指腸虫)

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世界大百科事典(旧版)内のこうちゆうの言及

【ジュウニシチョウチュウ(十二指腸虫)】より

…線形動物双腺綱の円虫目鉤虫科Ancylostomidaeに属する寄生虫の総称。1838年ドゥビニA.Dubiniがミラノではじめてヒトの小腸から見いだしたものに,43年にAncylostoma duodenale(種小名は〈十二指腸〉の意)と命名したので十二指腸虫の名があるが,実際には十二指腸よりも小腸中部から上部(主として空腸)に寄生する。コウチュウ(鉤虫)ともいう。ヒトに寄生する種類のうち日本で重要なものは,ドゥビニにちなむズビニコウチュウおよびアメリカコウチュウの2種である。…

【ジュウニシチョウチュウ(十二指腸虫)】より

…1838年ドゥビニA.Dubiniがミラノではじめてヒトの小腸から見いだしたものに,43年にAncylostoma duodenale(種小名は〈十二指腸〉の意)と命名したので十二指腸虫の名があるが,実際には十二指腸よりも小腸中部から上部(主として空腸)に寄生する。コウチュウ(鉤虫)ともいう。ヒトに寄生する種類のうち日本で重要なものは,ドゥビニにちなむズビニコウチュウおよびアメリカコウチュウの2種である。…

※「こうちゆう」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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