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ゴシキヒワ Carduelis carduelis; European goldfinch

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゴシキヒワ
Carduelis carduelis; European goldfinch

スズメ目アトリ科。全長 12~13cm。額,顔,喉は赤色,頬から側頭,上胸は白色後頭は黒く,背は灰褐色,腰は白色。尾は黒く,先端に白斑がある。胸腹部はくすんだ白色。は黒く,よく目立つ黄色の帯がある。ヨーロッパ中部から北アフリカ中央アジアに広く繁殖分布し,北方で繁殖するものは少し南方に移動して越冬する。疎林,庭園や公園の明るい林,樹林の散在する草地などに生息する。ヨーロッパ各地でごく普通に見られ,派手な羽色をしているので親しまれている。なお,飼育中のものが逃げ出したり,あるいは移入されたりして,オーストラリア南東部やニュージーランド,アメリカ合衆国ほか世界の何ヵ国かで野生化している。飼育下では,カナリアとの雑種がつくりだされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゴシキヒワ
ごしきひわ / 五色鶸
goldfinch
[学]Carduelis carduelis

鳥綱スズメ目アトリ科の鳥。ヨーロッパから小アジア、北アフリカにかけて分布し、北方のものは南へ渡って越冬する。北アメリカにも移入されて、少数が野生化している。全長約13センチメートル。赤、黄、白、黒などで鮮やかに彩られた美しい小鳥で、鳴き声のよいこともあって、ヨーロッパでは19世紀に飼い鳥として賞用された。日本でもキンレイチョウ(金鈴鳥)とよばれて輸入されたことがある。夏には昆虫も食べるが、おもな食物は草や木の実で、地上にあまり降りようとはせず、アザミ類の頭に止まって種子をついばんだり、ハンノキの実をつついたりする。木の枝に巣をかけ、5~6個の卵を産む。多いときは1シーズンに3回も雛(ひな)を育てる。北アメリカにもともと分布し英名が同じgoldfinchがいるが、これは同属の別種で、アメリカゴシキヒワまたはオウゴンヒワの和名でよばれる。[竹下信雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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