ゴンダル(英語表記)Gondar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゴンダル
Gondar

エチオピア北西部の地方。別綴 Gonder。国内最高峰のラスダシャン山(4533m)と国内最大のタナ湖がある。西方に向かうにつれ標高は低くなり,スーダンとの国境地帯は平野となる。主産物はコーヒーと綿花。中心都市はゴンダル。面積 7万3400km2。人口 356万3955(1991推計)。

ゴンダル
Gondar

エチオピア北西部の都市。別綴 Gonder。タナ湖北岸近くの標高約 2300mの高地に位置。 1630~1860年エチオピアの首都。城壁で囲まれた旧市街や近郊には,歴代皇帝の宮殿跡などが残る。 17世紀の聖堂もあり,キリスト教コプト派のエチオピア教会の中心地。住民の大多数はキリスト教徒。イスラムにもたびたび支配され,18世紀後半から 19世紀末の内戦の影響を多く受けた。 1936年イタリアに占領され,1941年イギリスにより奪回。穀物,家畜などの集散地で,金銀,象牙細工銅器,皮製品などの産業がある。 1979年近郊のファジル・ゲビが世界遺産の文化遺産に登録。人口9万 8352 (1989推計) 。

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百科事典マイペディアの解説

ゴンダル

エチオピアの北西部の都市。エチオピア高原上の,標高2300mの所に位置し,南方約30kmにはタナ湖がある。かつてはエチオピア最大の都市で,宗教,文化の中心でもあった古都で,17世紀前半から約200年間にわたっては同国の首都であった。今も当時の城や宮殿の跡が残っている。現在はこの地方の農産物の集散地で,観光の中心にもなっている。人口20万7044人(2007)。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゴンダル【Gondar】

エチオピア高原の北部にある古都で,農産物の集散地。人口16万7000(1994)。17世紀に建設され,約200年間同国の首都となった。代々の皇帝のつくった古城の一群は,一見ヨーロッパ風のたたずまいを見せ,ユーカリの木立と美しく調和している。1941年,イギリス軍の攻撃をうけたイタリア軍が最後の拠点とした町としても知られる。【鈴木 秀夫】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゴンダル
ごんだる
Gondar

エチオピア北西部の都市。エチオピア高原上の標高2250メートルに位置する。人口11万2249(1994)。17~19世紀のエチオピア王国ゴンダル王朝の首都で、ファシリデス王が1632年に築いた城はいまも残っている。1954年エチオピア最初の医学校(公衆衛生大学)がここに開校された。周辺地域の農産物の集散地で、皮革、金属、象牙(ぞうげ)細工などの産業が行われる。北東にラス・ダシャン山(4533メートル)、南にタナ湖がある。1979年、ゴンダル王朝の遺跡のあるファジル・ゲビ、ゴンダル地域が世界遺産の文化遺産(世界文化遺産)に登録されている。[諏訪兼位]

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