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サクラメント Sacramento

翻訳|Sacramento

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サクラメント
Sacramento

アメリカ合衆国,カリフォルニア州州都サンフランシスコの北東 120km,サクラメント川とアメリカン川との合流点に位置する。 1839年 J.A.サッターがニューヘルベチアの植民地を建設した。 48年の金鉱発見,ゴールド・ラッシュにより繁栄し,50年州都になる。商工業の中心地で,農作物の集散地。サクラメントバレーの農産物を利用し,缶詰,食品加工業が行われる。2本の大陸横断鉄道が通り,2本の大陸横断ハイウェーとセントラルバレー南北縦断ルートが交差する地点にあって,アメリカ西部の陸上輸送の中継地である。 1963年には,近代的な運河がサンフランシスコ湾に通じ,大型汽船の通じる港となった。 65年にはノースサクラメントを合併した。街路樹にツバキが多く,「ツバキの花咲く都」として有名。カリフォルニア州立大学サクラメント校,サクラメント市立大学,クロッカー美術館,州議会,議事堂などがある。広大な水路網やフォルサム湖がレクリエーションに利用されている。人口 46万6488(2010)。

サクラメント
Sacramentum; sacrament

秘跡の意。内的,霊的な恩恵 invisibilis gratiaのしるしで,かつこの恩恵を与える外面的儀式ないし形式 visibilis forma。秘跡的な思想はキリスト教固有のものではないが,サクラメントといわれるときは特にキリスト教の用語を意味する。サクラメントはイエス・キリストにより定められたものとされている。ローマ・カトリック教会では,これを洗礼 baptisma,堅信 confirmatio,聖餐 eucharistia,告解 poenitentia,病人の塗油 unctio,叙階 ordinatio,結婚 matrimoniumの7つに分ち,秘跡は成聖の恩恵を下し,またはすでに受けた恩恵を増し,またおのおのの秘跡は,その特別な目的に相当する助力の恩恵を下すとする。東方正教会もほぼ同じ教義に立つが,機密という語で呼ばれる。一方多くのプロテスタント教会では,サクラメントは洗礼と聖餐のみを意味し,神のみ言葉としての聖書が同等に尊重され,またサクラメントもそれぞれ異なった形で象徴的に解されている。

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デジタル大辞泉の解説

サクラメント(sacrament)

キリストによって定められた神の恩恵にあずかる儀式。カトリック教会では秘跡といい、洗礼堅信聖体ゆるし病者の塗油叙階婚姻七つプロテスタント諸教派では聖礼典礼典)と称し、洗礼と聖餐(せいさん)式とをいう。

サクラメント(Sacramento)

米国カリフォルニア州の州都。農産物の集散地。1849年のゴールドラッシュで発展。1869年に大陸横断鉄道の終点となる。近年は航空宇宙産業エレクトロニクスの中心地。人口、行政区46万(2008)。

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百科事典マイペディアの解説

サクラメント

キリスト教で,神の恩寵(おんちょう)のしるしとして最重要視される儀式。本来ギリシア語ミュステリオンラテン語訳の一つsacramentumに由来。ローマ・カトリック教会では〈秘跡〉と訳し,洗礼,堅信,聖体,告解(ゆるし),終油(病者の塗油),叙階,婚姻の七つ。
→関連項目キリスト教聖餐プロテスタンティズムローマ・カトリック教会

サクラメント

米国,カリフォルニア州の州都。サンフランシスコ,ロサンゼルスと並ぶ商工業の中心地。州最大のサクラメント川に臨み,南西約115kmのサンフランシスコとの間に定期船が通う。
→関連項目カリフォルニア[州]

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世界大百科事典 第2版の解説

サクラメント【Sacramento】

アメリカ合衆国,カリフォルニア州中部にある同州の州都。人口37万4000(1994),大都市域人口142万(1992)。サクラメント川とアメリカン川の合流点に立地し,市名はこの川に由来する。スイス人J.A.サターにより1839年コロニーが建設され,その後ゴールドラッシュ景気で町は繁栄し,54年州都となった。ポニー・エクスプレス,サクラメント川の河川交通,鉄道交通のターミナルとして大きな役割を果たした。

サクラメント【sacrament】

キリスト教の基本用語の一つ。聖書ギリシア語のミュステリオンmystērionということばがラテン語に訳されたとき,そのままラテン書きにされてミュステリウムmysteriumとされる場合もあったが,一方儀礼用語として軍隊でも使われ,法的誓約の意味を含むラテン語のサクラメントゥムsacramentumもテルトゥリアヌス(225ころ没)のころからミュステリオンの訳語として用いられ,これが後に神学用語として欧米諸語の語源となった。

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大辞林 第三版の解説

サクラメント【sacrament】

キリストによって定められた神の恩恵を信徒に与える儀式。ギリシャ正教では機密、ローマ-カトリックでは秘跡と称し、洗礼・堅信・聖餐・ゆるしの秘跡・病者の塗油・叙階・婚姻の七つの式がある。プロテスタントでは礼典または聖礼典といい、洗礼と聖餐の二儀式とするものが多い。

サクラメント【Sacramento】

アメリカ合衆国、カリフォルニア州の中部にある州都。米・野菜・果物などの集散地。一九世紀中頃にゴールド-ラッシュの中心をなした。

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世界大百科事典内のサクラメントの言及

【密儀】より

…なお他の密儀宗教としては,オルフェウス教ミトラス教などが知られている。またキリスト教におけるサクラメント(秘跡)の原語もmystērionである。【山形 孝夫】。…

【ローマ・カトリック教会】より

…しかし,その本来の意味は,神の霊の働き,および賜物を,一般信徒の手の届くところまで身近なものにする,ということにほかならない。ローマ・カトリック教会における信者たちの生活の中心は七つの秘跡(サクラメント)であり,秘跡中心主義がカトリック教会の第4の特徴である。プロテスタント諸教会においても洗礼,聖餐などの聖礼典(サクラメント)が定められているが,洗礼,堅信,聖体,ゆるし,病者の塗油,叙階,婚姻の七秘跡を,キリスト自身によって定められた,恩寵に参与するための手段として認めているのはカトリック教会と東方正教会である。…

※「サクラメント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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