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サッカリン サッカリン saccharin

翻訳|saccharin

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サッカリン
サッカリン
saccharin

C7H5NO3S 。o-トルエンスルホンアミドの酸化によって合成される白色結晶。融点 230℃。水に難溶の酸性物質。水溶液はショ糖の約 500倍の甘味をもち,その甘味は 10ppm の濃度でも感じられる。

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デジタル大辞泉の解説

サッカリン(saccharin)

人工甘味料の一。無臭またはかすかな芳香をもつ白色の結晶。蔗糖(しょとう)の約500倍の甘さがあり、水に溶けやすいナトリウム塩として食品に使用。ただし、発癌(はつがん)性の疑いがあり、使用量が制限されている。化学式C7H5NO3S

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百科事典マイペディアの解説

サッカリン

合成甘味料。無色の結晶。融点229℃。水に難溶,アルコールに可溶。現在はチューインガムだけに使用されている。ナトリウム塩(溶性サッカリン)は水に溶け,水溶液はショ糖の約500倍の甘さをもつ。
→関連項目合成甘味料

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栄養・生化学辞典の解説

サッカリン

 C7H5NO3S (mw183.19).

 人工甘味料の一つ.ショ糖の約300倍の甘さをもつ.毒性試験で膀胱がんを発生させたことから,使用が制限されたが,近年解除の傾向にある.

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世界大百科事典 第2版の解説

サッカリン【saccharin】

合成甘味料の一種で,安息香酸スルファミドとも呼ばれる。ショ糖の約500倍の甘みをもつ。トルエンを原料として化学的に合成される。合成甘味料として最初に商品化されたもので,砂糖saccharoseに似せてサッカリンと名付けられた。短期あるいは中期毒性はないが,動物実験で腎臓に癌を発生する疑いがもたれ,いずれは使用禁止になるものと思われる。しかし,これに代わる良いものがないので,糖の摂取を制限される糖尿病食や,糖を多量に用いると良い製品ができない漬物をはじめ,数種の食品に使用量を制限して使用が認められている。

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大辞林 第三版の解説

サッカリン【saccharin】

人工甘味料の一。甘味はショ糖の約500倍。食品添加物に指定されており、使用に制限がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サッカリン
さっかりん
saccharin

合成甘味料として知られている化合物で、1879年にアメリカレムセンとファールベルクにより初めて合成され、サッカロース(ショ糖)に似せて命名された。工業的にはo(オルト)-トルエンスルホンアミドを過マンガン酸カリウムなどの酸化剤を用いて酸化する方法により製造されている。真空中で昇華する白色の結晶。わずかに苦味があるが、ショ糖のおよそ500倍の甘味をもつので、ダイエット食品などの甘味料として使われている。エタノール(エチルアルコール)には溶けるが水には溶けにくいので、水に溶けやすいナトリウム塩(C7H4NO3SNa2H2O)を甘味料として用いている。1960年代には動物実験の結果から発癌(はつがん)性の疑いがもたれ、アメリカでは1977年に一度は使用禁止になった。しかし、その後の実験からは発癌性の証拠が得られず、1991年には発癌性化合物のリストから外された。現在では、アメリカ、中国など多くの国で使用が認められて大量に使われている。しかし、日本では食品衛生法によりサッカリンの最大使用量が定められているので、アスパルテームなど他の合成甘味料が多く使われている。[廣田 穰]

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世界大百科事典内のサッカリンの言及

【合成甘味料】より

…化学構造と甘味との関係は古くから研究されているが,アルデヒド基-CHO,オキシム基-CH=NOH,ハロゲン基,アミノ基-NH2,スルホ基-SO3H,トリアジン核,スルホアミノ基-SO2NH2,水酸基-OHをもった化合物がおおむね甘味が強い。しかし,現在までに開発された合成甘味料はサッカリン,ズルチン,チクロ(サイクラミン酸ナトリウム),アスパルテームなど数少ない。さらに,ズルチンとチクロはその安全性に疑いが生じ,それぞれ1968年,69年に日本では使用が禁止されている。…

【味覚】より

…たとえば西アフリカ原産マランタ科の植物Thaumatococcus danielliDioscoreophyllum cumminsiiからそれぞれ取り出されたタウマチン(分子量約2万)とモネリン(分子量約1万)も甘味を呈する。このほかサッカリン,ズルチン,サイクラミン酸などの人工甘味料がある。人工甘味料をハエは全く甘く感じないが,ラットではサッカリンは甘く感じ,ニホンザルなどではすべての人工甘味料を甘く感じる。…

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