コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

サヘラントロプス・チャデンシス さへらんとろぷすちゃでんしす Sahelanthropus tchadensis

1件 の用語解説(サヘラントロプス・チャデンシスの意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

サヘラントロプス・チャデンシス

最初期の猿人の一種(華奢型猿人)。アフリカチャド北部でフランスポワティエ大学のM.ブルネが2001年に発見。年代は700万〜600万年前と推定され、現在のところ世界最古の人類の祖先といえる。ほぼ完全な頭骨、下顎片、歯などがある。脳容積は320〜380立方センチチンパンジー並みだが、脊髄が通る大後頭孔(頭骨の底にあり、頭骨と脊柱をつなぐ部分)が下を向いており、脊柱が頭骨を下から支えているので直立二足歩行をしていたことがわかる。犬歯は退化して、人類の特徴が見られる。他の猿人のように東アフリカ南アフリカではなく、中北部アフリカで発見されたので、人類の祖先が古くから広い地域で多様な進化をしていたことがわかった。ただし、サヘラントロプスゴリラの祖先のメスではないか、との説もある。

(馬場悠男 国立科学博物館人類研究部長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

サヘラントロプス・チャデンシスの関連キーワード猿人オルドバイ遺跡直立猿人ホモ・ハビリスオロリン・ツゲネンシスアルディピテクス・ラミダスアウストラロピテクス・アナメンシスケニアントロプス・プラティオプス知恵猿人諏訪元

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

サヘラントロプス・チャデンシスの関連情報