サレイユ

百科事典マイペディアの解説

サレイユ

フランスの法学者。グルノーブル,ディジョン,パリ各大学教授を歴任。法制史,民法,比較民法を講じた。法の解釈に進化の概念をとり入れ,制定法万能主義を批判し自由法論の提唱者となる。不法行為法の分野では無過失責任主義を確立した。主著《ドイツ民法典第一草案における債権総論の研究》《動産占有論》。
→関連項目ジェニー

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世界大百科事典 第2版の解説

サレイユ【Sébastien Félix Raymond Saleilles】

1855‐1912
フランスの法学者。ブルゴーニュのブドウ園主の子に生まれ,カトリック学院法学部,パリ大学博士課程を経て,1884年教授資格取得。グルノーブル大学に赴任,翌年ディジョン大学に移って法制史・憲法を講じ,95年以降パリ大学において刑事立法,民法,比較民法の講座を歴任した。一方ではローマ法以来の法史の造詣他方では諸外国法の研究をもって,早くから才気煥発かつ独創的な学風を築き,多彩な分野で膨大な著作を残した。

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