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サンディカリスム syndicalisme

大辞林 第三版の解説

サンディカリスム【syndicalisme】

一九世紀末から二〇世紀初頭のフランス・イタリアなどの労働運動で、労働組合による経済闘争と直接行動を重視し、最終的には、ゼネストで革命を成就しようとする運動と思想。一切の政党活動を否定し、革命後も社会主義国家を認めず、徹底した組合中心主義を貫こうとする。サンジカリズム。 → アナルコ-サンディカリスム

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百科事典マイペディアの解説

サンディカリスム

フランス語で労働組合を意味するsyndicatに由来することばで,広義には労働組合運動一般をさすが,狭義にはアナルコ・サンディカリスム的傾向の運動またその思想を呼ぶことが多い。
→関連項目社会民主主義職能代表制信友会世界産業労働者組合ソレルフランス社会党フランス労働総同盟暴力論

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世界大百科事典 第2版の解説

サンディカリスム【syndicalisme】

サンディカsyndicat(組合)を語源とするフランス語で組合の形態をとる社会的運動を指す。英語ではシンディカリズムsyndicalism。しばしば運動主体の職業的性格(労働者,農民,経営者など),または思想的傾向(革命的,改良主義的,キリスト教系など)を示す形容詞を付して用いられ,単独に使用される場合は多く労働組合運動を意味する。だが,この語が定着した当時,フランス労働組合運動では組合運動を通じて革命を達成しようとする,いわゆる革命的サンディカリスムsyndicalisme révolutionnaireが主流を占めていたため,国際的にはサンディカリスムの語はこの運動,もしくは類似の傾向を意味する固有名詞として使用されることになった。

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世界大百科事典内のサンディカリスムの言及

【社会主義】より

…この党が,フェビアン社会主義者(〈フェビアン協会〉の項参照)のウェッブ夫妻の影響のもと,〈分配と生産の手段の公有〉という明確に社会主義的な綱領を掲げるのは,第1次大戦末期の1918年のことであった。 パリ・コミューン敗北以後のフランスでは,マルクス主義者のJ.ゲードを指導者とする労働党が結成されていたが,ブランキ,プルードンらの無政府主義,政治活動にたいする強い不信を抱くサンディカリスムの影響が強く,社会主義運動は複雑な分裂を繰り返した。1890年代の半ば,ドレフュス事件でフランスの政治諸勢力が大混乱に陥り,99年には共和国防衛を目的として結成された急進派ワルデック・ルソーの内閣に社会主義者A.E.ミルランが入閣した。…

※「サンディカリスム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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