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シアン化カリウム シアンかカリウム potassium cyanide

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シアン化カリウム
シアンかカリウム
potassium cyanide

化学式 KCN 。一般に青酸カリ呼ばれる。潮解性の無色粉末。融点 634.5℃。密度 1.52g/cm3きわめて有毒で,ヒトの致死量 0.15g (→青酸中毒 ) 。溶解度は水 100gに 41.7g (25℃) で,水溶液は徐々に,また加温や光照射下ではすみやかに分解する。

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デジタル大辞泉の解説

シアンか‐カリウム〔‐クワ‐〕【シアン化カリウム】

水酸化カリウムシアン化水素の反応によって得られる、無色で潮解性のある粉末。水によく溶け、アルコールにも溶ける。水溶液加水分解してアルカリ性を示す。猛毒で、致死量は0.15グラム。金・銀の冶金(やきん)めっきなどに利用。化学式KCN 青化カリ。青酸カリ。

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百科事典マイペディアの解説

シアン化カリウム【シアンかカリウム】

化学式はKCN。比重1.52,融点634.5℃。俗に青酸カリとも。潮解性ある無色の結晶。水に易溶,酸と反応してシアン化水素を発生する。猛毒(人の致死量0.15g)。
→関連項目青酸中毒

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世界大百科事典 第2版の解説

シアンかカリウム【シアン化カリウム potassium cyanide】

化学式KCN。俗に青酸カリと呼ばれる。無色立方晶系の潮解性粉末または塊。岩塩型構造。-60℃で低温型斜方晶系に転移する。融点634.5℃。比重1.52(16℃)。屈折率1.410。猛毒である。水100gへの溶解度41.7g(25℃),122.2g(103.3℃)。メチルアルコール100gに19.5℃で0.9g溶ける。グリセリン液体アンモニアに微溶。水溶液中で加水分解し,アルカリ性を示す。水溶液は,室温で徐々に,高温または光照射,酸化剤共存で速やかに酸化される。

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大辞林 第三版の解説

シアンかカリウム【シアン化カリウム】

青酸カリのこと。化学式 KCN 白色の潮解性の固体粉末。猛毒で、致死量0.15グラム。水に溶けやすく、水溶液は種々の金属をシアノ錯塩として溶かしこむ。銀・銅の電気めっきや分析試薬に用いる。青化カリウム。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シアン化カリウム
しあんかかりうむ
potassium cyanide

カリウムのシアン化物。俗に青酸カリ、青化カリなどとよばれる。1782年スウェーデンの化学者シェーレによって初めて合成された。今日ではメタンアンモニア酸化法により、あるいはアクリロニトリル製造時の副生物としてシアン化水素酸(青酸)が多量に、しかも安価につくられるようになったので、これを用いて合成される。すなわち、水酸化カリウム水溶液をシアン化水素酸で中和し、濃縮して結晶化してから乾燥する。
  KOH+HCN―→KCN+H2O
無色結晶性固体。潮解性で水にきわめてよく溶け、アルコールにも溶ける。水溶液中では加水分解して強アルカリ性を示す。酸と反応してシアン化水素を発生する。空気中に放置すれば水分と二酸化炭素を吸収し、シアン化水素を放って炭酸カリウムとなる。また、高温や光の照射、酸化剤の存在のもとで速やかに酸化されるので、保存には冷暗所を選び、密栓しておくことが必要である。
 生体内でも分解してシアン化水素を生成するので、きわめて有毒であり、致死量は人間に対し0.15グラムである。濃水溶液も皮膚を冒すので取扱いには注意を要する。皮膚に付着したら、ただちに温せっけん水で十分に洗わなければならない。
 空気の存在下で銀、金など多くの遷移金属を溶解し、たとえば次のような反応によってシアノ錯塩をつくる。
  4Au+8CN-+O2+2H2O
  ―→4[Au(CN)2-+4OH-
この反応は金、銀、銅、鉛などの電気めっき、金の精錬に利用される。そのほか、シアン化ナトリウムと混合して窒化鋼の製造、分析試薬などに用いられる。[鳥居泰男]

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