シーロスタット(英語表記)coelostat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シーロスタット
coelostat

日周運動のため動いている天体に受けて一定方向へ送る装置。2枚の平面鏡を用い,第1の鏡は赤道儀極軸平行に取付けて日周運動の半分速度回転させ,それを適当な位置に置いた第2の鏡で受けて垂直下方に向ける。望遠鏡を固定できるのが利点

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百科事典マイペディアの解説

シーロスタット

主鏡と副鏡の2枚の平面鏡を使い,日周運動をする天体を追ってその光を一定方向へ導く装置。おもに太陽の長時間観測に使う。太陽の光を直接受ける主鏡は,天の南北極を通るのまわりを48時間に1回の速さで回転する。太陽のが回転しないのが長所。太陽光線を真下に送る方式(塔望遠鏡)と水平方向に送る方式(野外観測用)がある。
→関連項目ヘリオスタットリップマン

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世界大百科事典 第2版の解説

シーロスタット【coelostat】

日周運動で天球上を移動する天体の光を,2枚の平面鏡を使って地上に固定した観測装置に導く装置(図)。天体の像は日周運動で移動しても回転をしない利点がある。大型の分光装置を必要とする太陽観測におもに用いられる。第1平面鏡の面上におかれた極軸は,日周運動の半分の速さで回転し,天体からの光をつねに第2平面鏡に送る。二つの平面鏡は互いににならないよう移動可能になっていて,通常第2平面鏡によって光を送り込む方向は,水平または垂直方向である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シーロスタット
しーろすたっと
coelostat

日周運動をする太陽や天体からの光をつねに一定の方向に送り、地上に固定した分光器などの観測装置に導く装置。2面の平面鏡からなり、第1面は地球の自転軸に平行な極軸を含む面内にあり、極軸を日周運動の半分の速さで東から西へ駆動させると、天体からの光は一定の方向に反射される。第2面はこの光を目的の方向に反射させるためのもの。シデロスタットと異なり、極軸駆動によって太陽像は回転しないのが特長である。

[山下泰正]


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精選版 日本国語大辞典の解説

シーロスタット

〘名〙 (coelostat) 地球の自転軸に平行な軸に鏡を固定し、これを日周運動の速さの二分の一で回転させ、一定の方向に天体の光を導く装置。太陽の分光観測をはじめ天体の長時間撮影に用いられる。

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