コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

スティーブンズ Steevens, George

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スティーブンズ
Steevens, George

[生]1736.5.10. ロンドン
[没]1800.1.22. ロンドン
イギリスのシェークスピア学者。四つ折本の復刻『シェークスピア戯曲 20編』 Twenty of the Plays of Shakespeare (1766) を出版。 S.ジョンソンとシェークスピア全集を共編 (10巻,73,決定版 15巻,93) 。

スティーブンズ
Stephens, Alexander Hamilton

[生]1812.2.11. ジョージア,ウィルクス
[没]1883.3.4. ジョージア,アトランタ
アメリカの政治家。 1843~59年連邦下院議員,61~65年南北戦争中の南部連合副大統領。もともと合衆国の分裂には反対で 50年の妥協案を支持し南部の分離を拒否し,ジョージア州が南部の一州として連邦から分離したとき州の方針に従ったが,戦争継続に消極的で,北部の戦争反対派の勢力台頭を期待した。 65年南部と北部の和平会議がバージニア州ハンプトンローズで開かれたとき南部連合の代表委員。南北戦争後一時投獄され,73~82年再び連邦下院議院となった。

スティーブンズ
Stephens, John Lloyd

[生]1805.11.28. ニュージャージー,シュルーズベリー
[没]1852.10.12. ニューヨーク
アメリカの旅行家,マヤ,メキシコなど中部アメリカのインディアン古代文化の研究家。 1834~36年東部地中海域と東ヨーロッパを旅行。 39~40,41~42年中部アメリカのインディアン民族居住地域を旅行し,その民族社会の生活様式,マヤ文明の遺跡を研究。多数の旅行記を書く。主著『ギリシア,トルコ,ロシア,ポーランド旅行記』 Incidents of Travel in Greece,Turkey,Russia and Poland (2巻,1838) ,『中央アメリカ,チャーパス,ユカタン旅行記』 Incidents of Travel in Central America,Chiapas and Yucatan (2巻,41) 。

スティーブンズ
Stevens, Alfred

[生]1817.12.31. ブランドフォードフォーラム
[没]1875.5.1. ロンドン
イギリス新古典主義の代表的彫刻家,画家。フルネーム Alfred George Stevens。1833年から 1842年にかけてイタリアに遊学。この間の 1年をデンマークの古典主義の彫刻家ベルテル・トルバルセンと過ごす。1845~47年サマセット・ハウスの新設美術学校教授。その後ロンドンのドーチェスター・ハウスの装飾などに従事した。代表作『アニイ・コルマン夫人』(ロンドン,ナショナル・ギャラリー),セント・ポール大聖堂の『ウェリントン公記念碑』(1862)。

スティーブンズ
Stevens, Siaka Probyn

[生]1905.8.24. モヤンバ
[没]1988.5.29. フリータウン
シエラレオネの政治家。鉄道労働者出身。駅長をつとめたのち鉱山労働者に転じ,1943年全鉱山労働者組合を結成,書記長となった。 45年保護領議会議員。 51~57年立法評議会員,51年国土・鉱業・労働相を経て,60年全人民会議 APC結成。 68年4月首相。 71年4月共和制移行と同時に大統領に就任。 74年大統領暗殺未遂事件が発生,反政府要人を含む8人を処刑。 77年再選。「78年憲法」を制定し,APCを唯一の合法政党とし,一党独裁体制をしいた。 85年大統領職を移譲。

スティーブンズ
Stevens, Stanley Smith

[生]1906.11.4. ユタオグデン
[没]1973.1.18.
アメリカの心理学者。ハーバード大学教授。感覚および心理学における尺度構成に貢献 (→べき法則 ) 。新精神物理学を提唱。主著『聴知覚』 Hearing (1938,H.デービス共著) 。

スティーブンズ
Stevens, Thaddeus

[生]1792.4.4. バーモントダンビル
[没]1868.8.11. ワシントンD.C.
アメリカの政治家。南北戦争後の共和党急進派の最も影響力の強い指導者の一人。 1849~53,59~68年連邦下院議員。初めホイッグ党の下院議員として逃亡奴隷取締り法の強化を含む「1850年の妥協」に反対。 54~56年ホイッグ党を基盤に共和党が新たに結成されたとき,これに参加し巧みな議会工作と弁舌によって指導力を発揮,南北戦争中はグリーンバック紙幣の発行を積極的に支持した。 65年の議会では南部議員の排除を主張。再建委員会の委員として連邦憲法修正第 14条や 67年の軍事再建法を推進し,A.ジョンソン大統領と対立した。南部のプランター (大農場主) の土地没収,解放黒人へのその分配を主張したがいれられなかった。

スティーブンズ
Stevens, Wallace

[生]1879.10.2. ペンシルバニア,レディング
[没]1955.8.2. コネティカット,ハートフォード
アメリカの詩人ハーバード大学卒業後弁護士を経て実業界に入り,40歳を過ぎて,処女詩集『ハーモーニアム』 Harmonium (1923) を発表。その後も仕事のかたわら,『青いギターを持つ男』 The Man With the Blue Guitar and Other Poems (37) など,次々に詩集を出し,『全詩集』 Collected Poems (54) でピュリッツァー賞を受賞した。初めは機知やアイロニー,また異国的なイメージなど唯美的な特徴が目立ったが,のちにはニューイングランドのきびしい自然を好んで取上げ,瞑想的,倫理的な色調が強くなった。ほかに評論集がある。

スティーブンズ

スチーブンス」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

スティーブンズ

米国の旅行家。初め中東,東欧一帯を広く巡り,のち中南米に行き画家キャザウッドとともにマヤ地域を旅行し,当時まだほとんど知られなかったパレンケチチェン・イッツァなどの遺跡を世に紹介した。

スティーブンズ

米国の発明家。キングズ・カレッジで学ぶ。1788年ごろから蒸気船の開発を志し,船舶用多管ボイラーなどを発明。1809年外輪式のフェニックス号を建造するが,居を構えていたニューヨーク州内水路の航行権がなく,ニューヨークからフィラデルフィア回航,これが蒸気船による初の海洋航海となった。

スティーブンズ

米国の詩人。保険会社の弁護士を務めながら詩を書き,処女詩集《ハーモニアム》は44歳のとき。新鮮なイメージと機知で美を追求しつつ現代を洞察し,20世紀米国で最も重要な詩人の一人と評価されている。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

スティーブンズ【Alexander Hamilton Stephens】

1812‐83
アメリカの政治家。州議会議員(1836‐42)を経てジョージア州選出連邦議会議員(1843‐59。ホイッグ党員,1852年以降は民主党員)。南北戦争勃発までは即時分離案に反対したが,いったん分離が決定されるとアメリカ南部連合政府結成に参加し,61‐65年副大統領をつとめた。しかし,彼の州権と市民的自由を尊重する立場は,デービス大統領との対立をもたらした。敗戦後連邦軍によって投獄されるが,後に政治家として復活する。

スティーブンズ【George Stevens】

1904‐75
アメリカの映画監督。T.ドライサーの小説《アメリカの悲劇》の2度目の映画化でアカデミー監督賞を受賞した《陽のあたる場所》(1951),西部劇ホームドラマや恋愛映画の心情,心理を導入して〈大人の映画〉の風格を与えた名作《シェーン》(1953),E.ファーバーの大河小説の映画化で再度アカデミー監督賞に輝いた《ジャイアンツ》(1956)の〈アメリカ三部作〉によってハリウッドの巨匠監督として不動の地位を占め,1955年にはアカデミー協会の会長に選ばれた。

スティーブンズ【John Stevens】

1749‐1838
アメリカの技術者。汽船や蒸気機関車を製作し,アメリカにおける蒸気動力の交通機関への利用を推進した。1804年,4翼のスクリューを2個備えた汽船リトル・ジュリアナ号Little Julianaを造り,数回のハドソン川横断に成功した。当時のボイラーはスクリュー推進には不適当であったことから,スクリューを断念して外車推進に切り替え,09年,フェニックス号Phoenixを建造した。彼が居を構えたニューヨーク州内水路の独占航行権は,R.フルトンに与えられていたため,フェニックス号を海路でフィラデルフィアへ回送したが,これが汽船による初の洋上航海となった。

スティーブンズ【Wallace Stevens】

1879‐1955
アメリカの詩人。ペンシルベニア州レディングに生まれ,ハーバード大学,ニューヨーク大学法学部に学ぶ。1916年以来コネティカット州ハートフォードの保険会社の弁護士,34年からは同社副社長として実業家の道を歩みながら,生涯活発な詩作を続けた。43歳のときの処女詩集《ハーモニウム》(1923)は,独自の想像力論に裏打ちされた《日曜の朝》その他の傑作を含み,しばしば語義よりも音の響きや暗示力のために選ばれた多彩な用語を駆使して,この世の驚異に目をみはる子どもを思わせる華麗で変幻きわまりないイメージを展開する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

スティーブンズ【Wallace Stevens】

1879~1955) アメリカの詩人。弁護士・保険会社副社長などを務めながら、日常の現実から一歩離れた、フランス詩を思わせる思弁的・象徴的な詩を書き、二〇世紀最大のアメリカ詩人ともいわれる。詩集「青いギターを持った男」など。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内のスティーブンズの言及

【シェーン】より

…1953年製作のアメリカ映画。ジョージ・スティーブンズ監督。アラン・ラッド主演,ジーン・アーサー,バン・ヘフリン,ジャック・パランス共演。…

【ディーン】より

…アメリカの映画俳優。ジミーの愛称で親しまれ,1950年代半ばに3本の出演作をのこし24歳で早世,死後,青春の孤独・絶望・反逆のシンボルとして偶像化された。インディアナ州マリオンに生まれ,55年カリフォルニア州で愛用のポルシェ・スピードスターを運転中,事故死した。 アクターズ・ステュディオなどで演技を学び,舞台,テレビドラマをへて,エリア・カザン監督により《エデンの東》(1955)の主役に抜擢(ばつてき)され,〈新しいマーロン・ブランド〉と宣伝されて映画が公開される前にすでにスターとなった。…

※「スティーブンズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

スティーブンズの関連キーワードスティーヴンズ(Stanley Smith Stevens)スティーヴンズ(Thaddeus Stevens)ムーア(Marianne Craig Moore)スティーヴンズ(Wallace Stevens)スティーヴンズ(John Stevens)カーン(Chaka Khan)ギャレット ウェバーゲール村(フォークナーの小説)ハンプトンローズ会議ニュー・ジャージー広い世界のほとりでイギリス国会議事堂ビクトリア朝美術スタウアブリッジマンキーウィッツJ.S. モモダイム・ノベルトムリンソンアメリカ文学ラングミュア

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

スティーブンズの関連情報