デジタル大辞泉
「ストッキング」の意味・読み・例文・類語
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ストッキング
- 〘 名詞 〙 ( [英語] stockings )
- ① 長くつ下。特に、薄い女性用長くつ下。〔西洋衣食住(1867)〕
- ② スポーツ用の長くつ下。普通、厚い生地で、膝丈くらいのもの。〔体育辞典(1928)〕
- [初出の実例]「ユニフォームは白地に水色の横縞が入り、ストッキングは赤である」(出典:雪の涯の風葬(1969)〈高井有一〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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ストッキング
stocking
脚部と足部をおおうための,肌にぴったりと密着する被服の一種。長靴下ともいう。膝まで達しない丈の短いものは,ソックスと呼んで区別する。 16世紀に生れた当初は男性用で,丈の短い下衣ブリーチズと組合せて用いられた。ストッキングの語は,それまでの布製のホーズに代って木の枝 stockすなわち編棒で編まれたことに由来する。 19世紀以降男性の長ズボンが一般化し,その必要性は失われ,いまでは女性が多く用いている。また初期には織物製であったが,次第に編物に代っていった。編機の種類により,フルファッション,シームレス,トリコットの3種に大別できる。材料は,古くは絹,毛,綿などだったが,今日ではナイロンなどの化学繊維が主体になっている。色は肌色が一般的であるが,近年は色彩も豊富になり,柄物もみられる。またミニスカートやパンタロンの流行以来,腰部まで続くパンティストッキングが普及しており,また胴部までのボディストッキングも使用されている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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ストッキング
すとっきんぐ
stockings
脚部から足までをぴったりと覆う、いわゆる長靴下のこと。通常膝上(ひざうえ)以上のものをさし、短いものはソックスsocks(短靴下)とよばれる。ストッキングは製造法から次のように大別できる。
(1)フル・ファッション 足の形にあわせて編んだものを後部のシームライン(縫目線)で縫合する成形靴下。
(2)トリコット・ストッキング トリコット地を裁断縫製した、やや厚地の伝線しにくいもの。
(3)シームレス・ストッキング 後部にシームラインのないもので、筒状に丸編みにしたものを熱処理で脚形にしたもの、および最初から脚の形に編んだものとがある。
かつてストッキングは絹製のものを最上としたが、第二次世界大戦以後はナイロン製がとってかわった。現在は、パンツ部分と組み合わさったパンティ・ストッキングが普及している。
[深井晃子]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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「ストッキング」の意味・わかりやすい解説
ストッキング
長靴下のこと。中世に男子の用いたぴったりしたタイツ風のズボン(ホーズ)の変化したもので,16世紀ごろからストッキングと称された。16世紀に靴下編み機が発明されて絹のニット・ストッキングが上流女性の間に広まり,第2次大戦後はナイロン製が主流となった。足の形に合わせて編み,シームラインで縫合したフルファッション,筒状に丸編みし熱処理で足に合わせたシームレス,トリコット地を用いたものなどがあったが,1960年代後半からのミニ・スカートの流行,以来タイツ状のパンティ・ストッキングがほとんどとなった。
→関連項目靴下
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世界大百科事典(旧版)内のストッキングの言及
【靴下】より
…爪先から脚部をおおう衣類。綿,麻,絹,毛織物,毛皮,化学繊維などで作られ,長さや厚さによってソックス,ハイソックス,タイツ,パンティストッキングなどさまざまの種類がある。脚部だけをおおう習慣は,ゲートル風にひも状のものを巻きつけたものがエジプトやギリシアでみられ,中世にも引き続き用いられてきた。…
※「ストッキング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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