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セッキ セッキSecchi, (Pietro) Angelo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セッキ
Secchi, (Pietro) Angelo

[生]1818.6.29. レッジョエミリア
[没]1878.2.26. ローマ
イタリアの天文学者イエズス会に入り (1833) ,ロレトのイエズス会のコレギオで数学と物理を教えた (39) 。イエズス会士追放の際,イギリス,アメリカに渡るが,のち帰国 (49) 。ローマ大学の教授,天文台台長 (50) 。天体分光学の研究に従事し,恒星スペクトルの様相から恒星を4種類に分類,(1) シリウス型,(2) 太陽型,(3) ヘラルド座型,(4) 炭素星型 (C型) とした。また,日食時に見られる太陽の紅炎の観測,研究を行い,その詳細な動きを明らかにした。

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百科事典マイペディアの解説

セッキ

イタリアの天文学者。初め神学者。1849年ローマ大学天文台台長。太陽の物理状態を研究,恒星のスペクトル分類法を考案,現在のスペクトル型分類の基礎をつくった。

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世界大百科事典 第2版の解説

セッキ【Angelo Secchi】

1818‐78
イタリアの天文学者。イエズス会士。1848年イエズス会がローマから追放されたとき,アメリカに渡り,首都ワシントンのジョージタウン大学の数学,物理学の教授となる。禁令が解かれるとローマに戻り49年ローマ大学天文台台長となる。鋭い眼力の持主で,火星や太陽黒点,彩層,紅炎の迫力あるスケッチがある。恒星や惑星に対して初めて分光器を使って観測した。恒星のスペクトル分類や銀河の分類など広範囲の研究を行う。【日江井 栄二郎】

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大辞林 第三版の解説

セッキ【Pietro Angelo Secchi】

1818~1878) イタリアの天文学者。恒星のスペクトルをはじめて分類し、現在の分類法の基礎を築いた。また、天体観測に写真技術を応用するなど多くの先駆的研究を行なった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セッキ
せっき
Pietro Angelo Secchi
(1818―1878)

イタリアの天文学者。1833年イエズス会に入会、同会学校で神学、物理学、数学を修業後、同校講師。1848年イエズス会弾圧により亡命し、イギリスを経てアメリカに渡り、ジョージタウン大学の物理学教授となる。追放令の解除とともに1849年ローマ大学教授兼同天文台長に就任し、天体物理学で開祖的業績をあげた。1851年太陽放射の研究で皆既日食を写真観測し、紅炎・コロナの形状をとらえた。さらに太陽の分光研究に進み、その技法を4000個の恒星に及ぼし、スペクトル型を波長分布や暗線配置に基づき4種に大別した。この方法により恒星の表面温度や元素含有量や電離度を識別する手段が開かれた。そのほかガス星雲の分類も行った。[島村福太郎]

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