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セリーヌ セリーヌ Céline, Louis-Ferdinand

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セリーヌ
セリーヌ
Céline, Louis-Ferdinand

[生]1894.5.27. パリ近郊クールブボア
[没]1961.7.1. パリ近郊ムドン
フランスの小説家。本名 Louis-Ferdinand Destouches。貧しい家庭に生まれ,医学校に在学中,第1次世界大戦に参加,重傷を負ったのち,海外を放浪。帰国後パリの場末で医師を開業。

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デジタル大辞泉の解説

セリーヌ(Louis-Ferdinand Céline)

[1894~1961]フランスの小説家。第一次大戦後、世界の悪意と人間の悲惨を描いた作品で物議をかもす。のち、反ユダヤ主義の著作を発表し、第二次大戦後に戦犯の罪に問われた。作「夜の果てへの旅」「城から城」「」など。

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百科事典マイペディアの解説

セリーヌ

フランスの作家。本名Louis Ferdinand Destouches。貧困のため独学で医師となる。第1次大戦で重傷を負うとともに,強い反戦思想を植えつけられ,のちパリで貧民のための医者として一生を送る。

セリーヌ

1946年セリーヌリシャールのビピアナ夫妻によって設立されたフランスの皮革製品アクセサリー既製服の製造・販売店。1958年馬具風飾りのついたモカシンを発表,一躍世に知られる

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世界大百科事典 第2版の解説

セリーヌ【Louis‐Ferdinand Céline】

1894‐1961
フランスの作家。本業は医師。パリの場末町に生まれ育ち,苦学して学校に通い,医師の資格を手に入れた。第1次大戦勃発と同時に志願入隊,戦場での体験がもとで強い反戦思想を植えつけられる。復員後,国際連盟事務局に就職し,衛生事情視察のため,各地を遍歴。作家として名を成した後も,終生医業を続けた。 1932年,実生活の体験にもとづく自伝的小説,《夜の果ての旅》を発表。反社会的な内容と,大胆に俗語を駆使した革新的文体によって,賛否両論の大反響を巻き起こし,一躍世界的な有名作家となる。

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大辞林 第三版の解説

セリーヌ【Louis-Ferdinand Céline】

1894~1961) フランスの小説家。第一次大戦従軍後、反戦・反国家主義に立って「夜の果ての旅」を著す。のち反ユダヤ・反資本主義の文書を発表、第二次大戦後戦犯とされた。作「なしくずしの死」「城から城」「リゴドン」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セリーヌ
せりーぬ
Louis-Ferdinand Cline
(1894―1961)

フランスの小説家。18歳で志願入隊して第一次世界大戦で負傷。除隊後、林業会社の駐在員としてアフリカに渡るが、風土病を得て1年で帰国。独学で大学入学資格(バカロレア)をとり、医学を修めて学位を得、国際連盟衛生局に入り、世界各地の視察旅行に数年を過ごしたのち、パリ場末の貧民街で開業した。かたわら、戦争以来の体験をもとに書いた『夜の果てへの旅』(1932)が、大胆な口語表現と徹底したペシミズムとなによりも奇抜な物語で読者に大きな衝撃を与え、一躍作家としての地位を築いた。同じ主人公少年時代を扱った『なしくずしの死』(1936)は、いっそうの大胆さで世界の悪意と人間の悲惨を描き、ために良俗派の攻撃にあいつつも、前作に勝る反響をよんだ。
 しかし第二次大戦の接近とともに、性急な反戦主義から、戦争原因をユダヤ人にみて、『皆殺しのための戯(ざ)れ言(ごと)』Bagatelles pour un massacre(1937)など一連の狂気じみた反ユダヤ文書を発表、ドイツとの同盟を唱えてナチスの協力者とみなされ、ドイツの敗色が濃くなると占領下のパリを脱出、デンマークに逃れ、7年の亡命生活を送った。帰国後、亡命中の体験を描いた『城から城』(1957)で、ふたたび大きな反響をよんだ。『北』(1960)、『リゴドン』(1969年没後刊)がこれに続く。没後も彼の評価は高まる一方である。セリーヌの描く現代の地獄絵には、人間の悲惨への深い共感と相まって、一種予言的な世界が感じられる。かといって、その人種差別の犯罪も忘れてはなるまい。彼はまた、生涯「生きた書きことば」の完成を追求した文体家でもあった。[高坂和彦]
『高坂和彦他訳『セリーヌの作品』全14巻(1978~85・国書刊行会)』

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