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センダン

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百科事典マイペディアの解説

センダン

オウチとも。センダン科の落葉高木。四国〜沖縄の沿海地に自生するといわれ,広く植栽される。暖地では野生化しているため,本来の自生地ははっきりしない。葉は2〜3回羽状複葉

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世界大百科事典 第2版の解説

センダン【Melia azedarach L.】

ヒマラヤ山麓地方原産と推定されるセンダン科の落葉高木で,古くからアジアの各地で植えられ,日本でも伊豆半島以南の暖地沿岸に野生状に生育している(イラスト)。また庭園樹,街路樹として植えられることも多い。英名はchinaberry (tree),Persian lilac,China tree,pride‐of‐India。pride‐of‐Indiaはモクゲンジもさす。また漢名は楝樹(れんじゆ)。大きいものでは樹高30m,直径1mになるが,ふつうはもっと小さい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

センダン
せんだん
[学]Melia azedarach L.

センダン科の落葉高木。高さ6~8メートル。幹は太く、枝が広く四方に分かれ、枝先近くに奇数羽状複葉をやや密に互生する。小葉はさらに5~7枚の奇数羽状複葉となり、最終小葉は鈍い鋸歯(きょし)があり、卵状楕円(だえん)形で先は鋭くとがり、基部は鈍くとがる。5~6月、枝先に大形の複集散花序をつけ、小形の淡紫色花を密生する。まれに白色花のものもある。花弁、萼片(がくへん)ともに5枚で雄しべは10本、花糸は合着して筒状となり、筒の縁(へり)に葯(やく)をつける。子房は5室、各室に2個の胚珠(はいしゅ)がある。核果は楕円形、長さ1.7センチメートル、滑らかで黄色、落葉後も長く樹上に残る。海近くの林内に生え、本州の西部から沖縄、および中国大陸、ヒマラヤ地方に分布する。庭木としてよく植えられる。また、材を建材、家具材、楽器材にもする。漢方薬で樹皮を苦楝皮(くれんぴ)、果実を川楝子(せんれんし)とよび、駆虫剤、鎮痛剤などに用いる。果実が大きく、長さ2.5センチメートルにもなる変種をトウセンダンといい、栽培もされる。
 センダンの名の由来は不明である。古くはアフチ(楝(おうち))といって花を観賞し、古典文学上にしばしば載せられている。「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」といわれて香木とするセンダンは、ビャクダン科のビャクダンのことであり、本種とは違う。[古澤潔夫]

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