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ゼルニケ ゼルニケZernike, Frits

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゼルニケ
Zernike, Frits

[生]1888.7.16. アムステルダム
[没]1966.3.10. フローニンゲン
オランダの物理学者。アムステルダム大学に学び,1915年からフローニンゲン大学で数理物理学,力学を講じ,同大学教授 (1920~58) 。回折格子の研究から,34年位相差法の原理を確立し,38年 C.ツァイスとともに位相差顕微鏡をつくった。これにより細胞を殺すことなく内部構造が調べられるようになった。 52年ロンドン・ロイヤル・ソサエティからランフォード・メダル受賞。 53年ノーベル物理学賞受賞。

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大辞林 第三版の解説

ゼルニケ【Frits Zernike】

1888~1966) オランダの実験物理学者。光の位相差の研究を行い、ツァイス社の協力を得て1941年に位相差顕微鏡を完成。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゼルニケ
ぜるにけ
Frits Zernike
(1888―1966)

オランダの物理学者。位相差顕微鏡の発明者。アムステルダムに生まれる。アムステルダム大学で化学、数学、物理学を学び、1913年フローニンゲン大学の著名な天文学者カプタインの助手、1915年同大学のオルンシュタインLeonard Salomon Ornstein(1880―1941)の後継者として数理物理学講師、1920年同教授となる。統計力学におけるおもな仕事は、多粒子系の相関関数に関するオルンシュタイン‐ゼルニケ理論である。光学の分野では、1930年ごろ大型凹面格子を研究中に「位相差」の現象に気づき、1934年この現象を顕微鏡に応用して、透明物体中で屈折率の異なる部分を識別する位相差法を開発、1941年イエナのツァイス社と協力して最初の位相差顕微鏡を完成し、その後も改良に努めた。第二次世界大戦後、位相差顕微鏡は工業的規模で生産されるようになり、医学、生物学その他に広く用いられている。1953年この業績によりノーベル物理学賞を受賞した。[常盤野和男]

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