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タイユ タイユ taille

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タイユ
タイユ
taille

封建時代およびアンシアン・レジーム期のフランスの直接税。本来,一般の封建領主が領民に課した貢租の一つで,国王も直轄領内で徴収していたが,百年戦争の戦費をまかなうため直轄領以外にも賦課し,1412年から国王のみが徴収権をもつようになり,アンシアン・レジーム期には国王の主要財源となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

タイユ【taille】

フランスにおける賦課租の一種。もともとは,中世に上級裁判権をもつ領主が戦争に際しその戦費を徴収する名目で領民に課した直接税であったが,中世後期に王権の強化とともに徴収権は国王に集中された。当初は臨時的課税として三部会の協賛を要したが,15世紀には恒久的国王租税となり,絶対王政期には王室財政収入の一つとして最も重要な租税となった。軍事税の名目をもつため僧族,貴族は免除され,平民にのみ課された。また,官職保有者も免除された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タイユ
たいゆ
tailleフランス語

フランスで封建領主が農奴や農民から徴収した直接税。ときには国王財政のため領主によって取り立てられたこともあったが、徴税には対人と対物の二方法があった。王権の拡大強化に伴い、1439年以降国王直接税となり、貴族や聖職者の特権階級を免除して、平民のみから徴収されることになった。国王は、毎年評議会で王国内の各地の徴税区(ジェネラリテ)に配分するタイユの総額を決定した。タイユは、ついで徴税区内の小徴税区(エレクシオン)、そして農村共同体である小教区に割り当てられた。18世紀に入ると、対人タイユの査定法や不平等性を避けるために、予定の税率に従って税額を決定する査定タイユが取り入れられた。タイユは、同世紀後半のフランス革命によって廃止された。[志垣嘉夫]

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