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ダイアスポア ダイアスポアdiaspore

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダイアスポア
diaspore

AlO(OH) 。斜方晶系ベーム石族の鉱物。ジアスポアともいう。結晶は薄い板状で葉片状葉片の集塊として産する。硬度 6.5~7,比重 3.35~3.45。ガラス光沢に富み,色は白または灰白色ドロマイト緑泥石片岩などから鋼玉とともに出る。耐火煉瓦などに使用される。

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世界大百科事典 第2版の解説

ダイアスポア【diaspore】

含水アルミニウム鉱物の一種。化学組成はAlO(OH)またはAl2O3・H2O。斜方晶系に属し,短柱状,柱状結晶,ときに粒状結晶集合体となる。へき開は{010}に完全,{110}に良。比重3.3~3.5,モース硬度6.5~7。白,灰,淡褐色。ベーマイトboemiteと同質多形の関係であり,300~400℃に加熱すると脱水してコランダムに変化する。蠟石鉱床のやや高温帯に産出するほか,ギブサイトgibbsiteなどと伴ってボーキサイトの主要構成鉱物となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダイアスポア
だいあすぽあ
diaspore

アルミニウムの鉱石鉱物の一つ。ジアスポルともいう。ベーム石と同質異像関係にある。熱水変質起源の粘土鉱床、再結晶石灰岩、緑色片岩エメリー中などに産し、また超塩基性岩中に脈をなすほか、ボーキサイトの主成分をなす。自形は柱面と錐(すい)面とからなる斜方短柱状、あるいはb軸に扁平(へんぺい)な板状をなす。日本では多く粘土鉱床中に産し、葉ろう石、カオリナイト、コランダムなどと産する。岡山県備前市三石(みついし)、広島県庄原(しょうばら)市勝光山(しょうこうざん)などは有名な産地である。英名はギリシア語の散乱を意味し、加熱によって結晶が飛散することに由来する。[加藤 昭]

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