チューリンゲン(英語表記)Thüringen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「チューリンゲン」の解説

チューリンゲン
Thüringen

ドイツの歴史的地方名。ドイツの中央部にあり,東はベラ川から西はザーレ川に及び,北はチューリンゲン森の山地から南はハルツ山脈のふもとにわたる。アイゼナハゴータエルフルトワイマールイェナなどの都市を含む。地名はゲルマンの一部族チューリンゲン人に由来する。9世紀にカルル1世 (大帝)によって,スラブ人に対する防衛線としてマルク伯領が設けられた。中世末期にウェッティン家のザクセン公国の一部となったが,16世紀以来分割相続によっていくつかの小公国に分裂。そのいくつかはドイツ連邦,第二帝国にも存続した。第2次世界大戦後はソ連占領地区となり,その後東ドイツの一部となり,1952年以降は,エルフルト,ズールゲーラ,ライプチヒ各県に分割された。 M.ルターやバッハらを生み出し,ザクセン=ワイマールは古典文学の中心となるなど,文化史的にも重要。

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精選版 日本国語大辞典「チューリンゲン」の解説

チューリンゲン

(Thüringen) ドイツ中部の地方名。ゲルマン民族大移動の際にチューリンゲン族が定着。六世紀にフランク領となってから、諸家の領地となり、一八一五年プロイセン王国に合併された。エルフルト、ゴータ、イエナ、ゲーラ、アイゼナハなどの都市がある。

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百科事典マイペディア「チューリンゲン」の解説

チューリンゲン

ドイツ中央部の地方名,州名。州都エルフルト肥沃な農業地で,カリ塩,岩塩なども産するチューリンゲン盆地を中心に,北西ハルツ山地南西チューリンガーワルト(チューリンゲンの森)がある。冬季スポーツの中心で,観光・保養地。16世紀にはドイツ農民戦争の中心,18世紀にはドイツ文化の中心となった。面積1万6173km2。216万840人(2013)。

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世界大百科事典 第2版「チューリンゲン」の解説

チューリンゲン【Thüringen】

中部ドイツの地方名であり,ドイツ統一後に旧東ドイツのエルフルト,ズール,ゲーラ3県を合わせて創設された州(ラント)名。州の面積は1万6171km2,人口は252万(1995),州都はエルフルト。チューリンゲンの森とその北に広がるチューリンゲン盆地をもって構成され,ゲーラ川,ザーレ川,ウェラ川が貫流する。穀物,野菜,果実,テンサイを産し,とくにエルフルト地方の花卉園芸,野菜園芸,採種業は世界的に有名。

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