ツツガムシ病(読み)ツツガムシびょう

百科事典マイペディアの解説

ツツガムシ病【ツツガムシびょう】

ツツガムシの幼虫に刺されて起こるリケッチアによる伝染病。特異な全身発疹と高熱を主徴とし,刺された局部に潰瘍(かいよう)をつくる。東南アジアに広く分布。日本では,アカツツガムシ,フトゲツツガムシ,タテツツガムシが媒介する。抗生物質の普及前は高い致死率のためおそれられたが,テトラサイクリン,クロラムフェニコールなどの抗生物質がきわめて有効で,近年,死者はほとんどなくなった。1950年代から1970年代にかけて日本では本病の感染者が減少したが,1980年代に入って死亡者が報告され,ツツガムシ病は増加の傾向にある。
→関連項目届出伝染病風土病プロテウス菌ベルツ

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