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ツーク Zug

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ツーク
Zug

スイス中北部,ツーク州州都チューリヒの南,ツーク湖の北東岸に位置する。 1200年頃に建設された。 1352年からスイス同盟に属する。時計塔 (1480) ,市庁舎 (1505) ,州庁舎 (1869) など,多くの歴史的建造物がある。サンゴッタルド・トンネルを通過する鉄道の分岐点にあたり,ウシ市場と観光の町として知られるが,金属製品,電機,繊維などの工業も立地。人口2万 1690 (1990) 。

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デジタル大辞泉の解説

ツーク(Zug)

スイス中部、ツーク州の州都。ツーク湖の北東岸に位置し、中世より湖上交通の要衝として発展。キューブルク家、ハプスブルク家の統治を経て、1352年にスイス連邦加盟州の州都になった。アルプスを南北に結ぶゴタルド鉄道の開通後は商工業が盛えた。税金が安いために外国企業や金融業が集まる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ツーク【Zug】

スイス連邦を構成するカントン(州),およびその州都名。州都人口2万2000(1992)。13世紀初頭にキーブルク伯によってつくられた都市。1273年にハプスブルク家の支配下に入ったが,1352年にカントンとして,これに抵抗するスイス盟約者団の一員となった。チューリヒとルツェルンの中間に位置し,中世にはアルプス越え商品流通の拠点として重要な位置を占めた。現在は周辺に近代工業が展開しているが,中世都市のおもかげを残す湖畔の旧市街は観光価値がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツーク
つーく
Zug

スイス中部、ツーク州の州都。ツーク湖の湖岸にあり、標高425メートル。人口2万2917(2001)。13世紀までは一漁村にすぎず、地名も漁網を引くことに由来する。1240年ごろキューブルク侯治下で都市となり、やがてハプスブルク家領となり、1352年には連邦加盟州の州都となった。市は数百年間、サン・ゴタルド峠へ向かう途上の重要な魚市場であり、兵站(へいたん)地であった。チューリヒからこの町を経てサン・ゴタルド峠またはルツェルンに至る鉄道開通により、ツーク湖の湖上交通は打撃を被ったが、一方、駅付近に商工業地区が生まれた。現在は金属、機械、器具を産する工業都市で、市域の延長は3キロメートル離れたバールの町に続いている。税金が安いため金融業、商社が集まる。
 ツーク州はバーゼル・シュタット準州、アッペンツェル・インナーローデン準州に次ぐ小さいほうから数えて3番目の州で、面積239平方キロメートル、うち約半分は非農耕地である。人口10万0900(2001)。うち90%がドイツ語を話し、71%がカトリック教徒である。丘陵地、山地には小村が分布し、酪農を営むが、谷底平野では加えて集約的な果樹作も行われる。都市部では繊維、機械、食品、製紙などの工業が行われる。[前島郁雄]

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