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デシャン Deschamps, Eustache

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デシャン
Deschamps, Eustache

[生]1346頃.シャンパーニュ,ベルテュ
[没]1406頃
フランスの詩人。ギヨーム・ド・マショーの甥。オルレアンで学び,1368年以後国王シャルル5世および6世に仕え対外交渉にあたり,バロア家の代官ほか要職につくが,晩年は不遇。バラードなど 1500編を残したほか,詩法についてのフランスで最初の著作『詩文の道』 Art de dictier (1392) を著わし,15世紀の詩人たちに大きな影響を与えた。寓意詩『獅子物語』 Fiction du Lion (82) ,女性と結婚に対する風刺詩『結婚照魔鏡』 Miroir de Mariage (未完) も有名。

デシャン
Deschamps (de Saint-Amand), Émile

[生]1791.2.20. ブールジュ
[没]1871.4.23. ベルサイユ
フランスの詩人。ユゴーとともに雑誌『ミューズ・フランセーズ』 La Muse françaiseを創刊 (1823) ,ロマン主義運動を推進した。代表作は評論『内外文学研究』 Études françaises et étrangères (28) 。ほかにシェークスピアの翻訳がある。

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百科事典マイペディアの解説

デシャン

フランスの詩人。貧しい官吏生活を送る。女性を風刺した《婚姻の鏡》のほか,バラードロンドー短詩を多く残す。《詩文の道》(1392年)はフランス語で書かれた最初の詩論

デシャン

フランスのロマン主義の詩人。ドイツ文学研究家。モーツァルトをフランスに紹介し,シューベルトリートを翻訳した。《ミューズ・フランセーズ》誌を創刊(1823年)し,当時彼のサークルにユゴーサント・ブーブらも出入りし,1820年代のロマン主義運動に貢献した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デシャン
でしゃん
Eustache Deschamps
(1346―1407ころ)

フランスの詩人。別名モレルMorel。マルヌのベルチュに生まれる。詩人で音楽家の叔父マショーに育てられ、早くからシャルル5世に仕え、のちにサンリスの大法官となる。1500編を超す伝統的定型詩のほかに教化的風刺詩『獅子(しし)物語』(1382)、『結婚の鏡』(未完)を残したが、とくに寓意(ぐうい)、列挙法、対話法を規則化した『詩文の道』Art de dictier(1392)は、フランス語による最初の詩法として、15世紀の大押韻(おういん)派詩人の大きな指針となった。[目黒士門]

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