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トロイア Troia

大辞林 第三版の解説

トロイア【Troia】

トルコ、小アジア北西部のダーダネルス海峡に臨むヒサリクの丘に位置する古代都市遺跡。ホメロスの詩「イリアス」の中のトロイ戦争の舞台。1871年シュリーマンが発掘。トロイ。トロヤ。別称イリオン。

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百科事典マイペディアの解説

トロイア

小アジア北西部の古代都市。別名イリオンIlion。海岸から約5km入ったヒッサルリクの丘上にあり,ダーダネルス海峡を支配する有利な位置にあるため貿易が発達して繁栄,前3000年ごろからローマ時代にわたる9層の遺跡を残した。
→関連項目ダーダネルス海峡

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世界大百科事典 第2版の解説

トロイア【Troia】

小アジアの北西端,ダーダネルス海峡に近いヒッサルリクの丘の遺跡。トロイトロヤともいう。この小丘は前3000年ころからローマ時代にいたる住居層が重なって,東西約100m,南北約115m,高さ36mほどの遺跡の丘となっていた。伝説上のトロイアの都が実在すると信じたシュリーマンが,1871年はじめて手をつけ,以来4回の発掘によって,宮殿,城壁,財宝を発見し,多くの著書によってその信念を実証した。彼の死後は協力者であったデルプフェルトが1893‐94年に精密な発掘調査を行い,トロイア遺跡の各時期,遺構,遺物の科学的解明を行った(《トロヤとイリオン》1902)。

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世界大百科事典内のトロイアの言及

【エーゲ文明】より

…上述した地域にはギリシア文明が続いて興るので〈前ギリシア(プレヘレニック)文明〉と呼ぶこともできるが,この文明はギリシア文明の前段階でも先駆でもなく,独自の性格をもつ。 19世紀末から始まるシュリーマンやA.J.エバンズなど多くの学者の調査と研究により,エーゲ文明の中には,トロイア,キクラデス,ヘラドス,ミノス(ミノア),ミュケナイの諸文明が区別される。なおテッサリアの発達した新石器文化も付随的にふれられる。…

【迷宮】より

…古典神話学者K.ケレーニイは,このパターンには,ひとたびは中心なる死へと向かい,ついで外周への旅に死よりのよみがえりを求める再生の思想が籠(こ)められているとし,そこに冥界への旅を主題とするダンス・パターンを見た。ヨーロッパ各地に残る迷宮文様の遺跡は,多くトロイアtroiaと呼ばれるが,これがおそらく同名の古代の旋回遊戯に由来するらしいのも,またケレーニイの説を補強するものであろう。 このクレタ型のパターンに見るごとく,古代から中世にかけての迷宮文様は,分れ道や迷い道のない一本道であり,ある図形の内部をまんべんなく回り尽くす構造になっているのが特徴である。…

※「トロイア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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