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トロロアオイ トロロアオイ Hibiscus manihot

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トロロアオイ
トロロアオイ
Hibiscus manihot

アオイ科の一年草。中国原産で,根に含まれる粘液を和紙製造用の糊に用いるため,また花が大きく美しいので観賞用にも栽培される。茎は直立し高さ1~2mに達する。葉は互生し掌状に5~9深裂し,裂片は狭長または広披針形であらい鋸歯がある。

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百科事典マイペディアの解説

トロロアオイ

オウショクキ(黄蜀葵)とも。中国原産のアオイ科の一年草。草たけ1〜2m。葉は掌状複葉で5〜9裂し細毛がある。夏,径10〜15cmの黄色の5弁花を開く。観賞用のほか,根の外皮を除いて乾燥したものを黄蜀葵根と呼び,古くから粘滑剤として用いられ,現在ではねりと呼ぶ和紙抄造用糊料として重要。
→関連項目アオイ(葵)オクラ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トロロアオイ
とろろあおい / 黄蜀葵
[学]Abelmoschus manihot Medic. (=Hibiscus manihot L.)

アオイ科の一年草。中国原産。草丈は本来2メートル近くになるが、最近は0.5~1メートルの丈の低い品種が多く栽培されている。葉は互生し、葉柄が長く、掌状に深く裂ける。夏から秋、淡黄色で中心部が濃赤紫色、径15~20センチメートルの5弁花をつける。白花のものもある。花は1日でしぼむが、茎の下位から上位へと順に次々と開く。植物体全体、とくに根に粘質物を多く含み、これを和紙を漉(す)くときの糊(のり)として利用する。また、観賞用ともする。
 6月ころに種子を播(ま)く。糊原料をとるための栽培では、開花・結実させないために、つぼみがついたら先端部を刈り取る。収穫は初冬。連作すると立枯病など障害が多く出るので、輪作する。広島、静岡、埼玉県などで栽培されている。[星川清親]

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