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ニコチン中毒 ニコチンちゅうどくnicotinism

翻訳|nicotinism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニコチン中毒
ニコチンちゅうどく
nicotinism

おもにたばこに含まれるニコチンによって起る中毒。ニコチンは自律神経節を侵し,自律神経をまず興奮させ,次いで麻痺させる。軽症の急性中毒は,初めて喫煙したときによくみられ,重症のものは農薬用殺虫ニコチン剤の誤飲などでみられる。めまい,悪心,嘔吐,頭痛,けいれん,呼吸困難などが起り,心臓麻痺で死ぬこともある。慢性中毒は,常習喫煙あるいは職業上の粉塵吸引などで発生し,咽頭,胃などに対する局所刺激のほか,心臓拍動の亢進,結滞不眠,過敏など,全身の中毒症状が起る。喫煙では普通,たばこに含まれているニコチン量の4~5%が吸収されるといわれる。致死量は1 mg/kg といわれる。

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デジタル大辞泉の解説

ニコチン‐ちゅうどく【ニコチン中毒】

ニコチンによる中毒。過度の喫煙や農薬などのニコチン剤の吸入によって起こる。急性では吐き気・発汗・頭痛、慢性では気管支炎不整脈弱視などの症状が現れる。
俗に、タバコが好きでやめられないこと。

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百科事典マイペディアの解説

ニコチン中毒【ニコチンちゅうどく】

タバコに含まれるニコチンの吸引による中毒。ふつう過度の喫煙により起こる。ニコチンは初め交感および副交感神経節を刺激,ついで麻痺させる作用があり,急性中毒では悪心(おしん),流涎(りゅうぜん),嘔吐(おうと),頭痛,虚脱,痙攣(けいれん)などを呈する。
→関連項目タバコ(煙草)ニコチン・パッチ

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大辞林 第三版の解説

ニコチンちゅうどく【ニコチン中毒】

主としてタバコの吸いすぎによって起こる中毒。頭痛・不眠・不安感・各種心臓障害などの症状を起こす。ニコ中。

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世界大百科事典内のニコチン中毒の言及

【ニコチン】より

…なお,臨床では使用しないが,殺虫薬として用いられる。
[ニコチン中毒]
 ニコチンは粘膜からよく吸収され,強い急性中毒をおこすが,このような急性中毒には殺虫薬の誤用による例が多い。吐き気,流涎(りゆうぜん),下痢のほか徐脈後頻脈をおこし,血圧は上昇後下降し,呼吸麻痺をおこす。…

※「ニコチン中毒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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