ネオン(英語表記)neon

翻訳|neon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ネオン
neon

元素記号 Ne原子番号 10,原子量 20.1797。周期表 18族,希ガス元素の1つ。大気中に 0.00182%含まれ,液体空気の分留によって得られる。 1898年 W.ラムゼーと M.トラバースの協力により,クリプトンキセノンとともに発見された。単体は無色,無臭の単原子気体で,沸点-245.9℃,臨界温度-228.7℃,臨界圧 28.86気圧。化学的にきわめて安定。ガイスラー管で容易に放電し,赤色の輝線スペクトルを発するので,ネオン管用に広く使われている。

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百科事典マイペディアの解説

ネオン

元素記号はNe。原子番号10,原子量20.1797。融点−248.67℃,沸点−246.048℃。希ガス元素の一つ。1898年W.ラムゼーとM.W.トラバースが発見。無色無臭の気体で,空気中に約0.0018容量%含まれる。化学的にきわめて不活性。放電の際強い赤色を発する。ネオンサインなどの封入ガスとして使用。液体空気の分留によってつくる。
→関連項目希ガスネオンサインネオンランプ

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世界大百科事典 第2版の解説

ネオン【neon】

周期表元素記号=Ne 原子番号=10原子量=20.179安定核種存在比 20Ne=90.92%,21Ne=0.257%,22Ne=8.82%融点=-248.67℃ 沸点=-246.0℃気体の密度=0.9002g/l(0℃,1気圧)液体の比重=1.204(-245.9℃)臨界温度=-228.75℃ 臨界圧=27.2気圧水に対する溶解度=1.14ml/100ml(0℃),1.04ml/100ml(20℃),0.98ml/100ml(70℃)電子配置=[He]2s22p6 おもな酸化数=0周期表第0族に属する希ガス元素の一つ。

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大辞林 第三版の解説

ネオン【neon】

18 族元素(希ガス)の一。元素記号 Ne  原子番号10。原子量20.18。単原子分子気体で大気中に微量に含まれる。ガイスラー管で放電して橙赤色に光るので、放電管・ネオン・ランプとして利用される。
ネオン-サインの略。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ネオン
ねおん
neon

周期表第18族に属し、希ガス元素(貴ガス元素)の一つ。原子番号10、元素記号Ne。1898年イギリスのW・ラムゼーらが液体空気の分留の過程でクリプトンに続いて発見し、新しい気体元素の意から、ギリシア語で「新しい」を意味するネオンneonに由来して命名した。乾燥大気中には容量で約1.8ppm含まれている。希ガス元素中ではヘリウムに次いで沸点・融点が低く、空気液化後の残存気体から加圧冷却、吸着などの操作によって精製される。
 低圧気体での放電によって赤色の輝線スペクトルを発し、他の希ガス気体あるいは水銀蒸気などとの混合気体での放電によってさまざまな色調の発光を示す。ネオンサイン、放電管、溶接保護ガスなどに利用される。[岩本振武]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ネオン

〘名〙 (neon)
① 希ガス元素の一つ。元素記号 Ne 原子番号一〇。原子量二〇・一七九七。無色無臭の気体。大気中にわずかに存在する。液体空気を低温で蒸発してヘリウムとの混合気体とし、これから分離してつくる。一八九八年、イギリスのW=ラムゼーとM=W=トラバーズが発見。化学的に不活性。赤色部分に著しい輝線スペクトルを示す。放電管・ネオンサインなどの封入ガスに用いられる。〔英和和英地学字彙(1914)〕
② 「ネオンサイン」の略。
※虹(1934‐36)〈川端康成〉「光の死骸めいたネオンだけは、夜霧に濡れると反って生きた色になる」

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