コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

寒中水泳 かんちゅうすいえい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

寒中水泳
かんちゅうすいえい

冬の寒い時期,海や川などで行なう水泳,またその行事。一般に小寒から大寒までの寒の内に実施される。元来日本泳法を伝える神統流神伝流水任流水府流小池流の水練道場が寒稽古の一つとして行なったもの。現在では1日だけ日を定めて年中行事として実施しているところが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

寒中水泳
かんちゅうすいえい

寒中(1月初めの寒の入りから節分までの期間)に、川や海で一定の形式のもと、平泳ぎの距離泳ぎを行ったり、抜手(ぬきて)などの日本泳法や、道具を用いて曲泳などを行う、主として心身の鍛練と水泳技術を示す目的の行事。発祥はさだかでないが、形式を整えての寒中水泳はごく近代のことで、一般に水泳が盛んになった明治末期から、関東地方や関西地方を中心に行われたのが初めといわれている。近年、河川の汚染で、多くは海で行われている。
 この行事には、身体機能に異常のない健康で泳力のある者ならだれでも参加できるが、主催者はもちろん泳者も事故防止対策を十分行わなければならない。なお、泳者は、前年から寒冷に対する抵抗力を養うよう心がけ、実行にあたっては、準備運動を十分に行いつつ肌を気温に慣らし、気力を充実させてゆく必要がある。入水するときは、身体を徐々に浸し冷水に慣らしつつ、静かに泳ぎ出す。泳ぐ時間は、その日の水温によるが、最長でも10分が目安となる。水泳後は、ただちに身体の水をぬぐい、たき火その他で暖をとり、温かい飲食物(たとえばくず湯、汁粉など)によって内外から体温の回復を図り、さらに入浴をすれば、心身の平静を取り戻すことができる。[堀内幸雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

寒中水泳の関連キーワード結城 昌治王 剛義結城昌治物好き

今日のキーワード

ムガベ大統領

1924年、英植民地の南ローデシア(現ジンバブエ)生まれ。解放闘争に参加し、80年にジンバブエを独立に導いた。同年から首相、87年から大統領として実権を握り続けた。2000年以降は白人農場主の農園を強...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

寒中水泳の関連情報