ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
翻訳|halogen
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
周期表17族に属する元素で,フッ素,塩素,臭素,ヨウ素,アスタチンの5元素をいう.多くの金属ともっとも典型的な塩をつくるので,18世紀にフランスでギリシア語のλα
(halas)“塩”およびγενν
(genno)“つくる”にちなんでハロゲンと名づけられた.ハロゲン元素は化学的に活発なため,天然には単体で存在しない.塩素は天然に広く存在し,フッ素がこれにつぎ,臭素,ヨウ素ははるかに少なく,アスタチンは約30種の同位体が知られているが,もっとも寿命の長いもので半減期8.3 h の不安定な放射性元素で微量しか存在しない.ハロゲンは多くの有用な化合物をつくるので,非常に重要な元素である.この族の元素は化学的性質がよく似ており,原子番号の増加とともに,電気陰性度は減少し,融点,沸点は高くなる.単体はすべて二原子分子 X2 で有色,気体は刺激臭をもつ.常温でフッ素,塩素は気体で,臭素は液体,ヨウ素は固体である.これらの元素はすべてその最外殻の電子配置はs2 p5で,電子1個を得て一価の陰イオンになりやすく,陽性の元素とはイオン結合性の,陰性の元素とは共有結合性の化合物をつくる.反応性は原子番号の増加とともに減少する.とくにフッ素と塩素はしばしば金属や非金属を酸化し,臭素やヨウ素による酸化よりも高い酸化状態に変化させる.水溶液中で安定なフッ素の唯一の酸化数は-1で塩素,臭素,ヨウ素のおもな酸化数は-1,1,3,5,7である.種々のオキソ酸HXOnをつくり,すべて強い酸化剤である.化合物はハロゲン化水素,酸化物,ハロゲン化物の塩,ハロゲン間化合物などの無機化合物のほか,有機化合物に付加または置換反応を起こして多くの有機ハロゲン化物をつくる.放射性元素アスタチンを除くすべてのハロゲンは工業的に大規模に生産されていて,そのなかでは塩素の生産が群を抜いて多く,ヨウ素がそれに続いている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...
12/21 デジタル大辞泉を更新
12/21 デジタル大辞泉プラスを更新
12/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/28 デジタル大辞泉プラスを更新
10/28 デジタル大辞泉を更新
10/27 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新