世界大百科事典 第2版の解説
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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…約200万年前以降,約150万年前までの石器はオルドワン(オルドバイ)式石器と総称され,丸い自然石の一端を何度か打ち欠いたもの(礫(れき)石器)など,比較的原始的なものを含んでいる。ざっと150万年前ごろから後になると,新オルドワン式石器(進歩的オルドワン式石器)と呼べる,より洗練された石器文化が現れ,原始的なハンド・アックス(握斧)を含むのが特徴的である。ただしこのころになると,新オルドワン式石器とともに,あるいはそれとは独立に,典型的なハンド・アックスを豊富に含む,さらに進歩したアシュリアン(アシュール)式石器が見つかる遺跡もあって,石器文化が多様化ないしは変化しつつあったことがわかる。…
…袖の使用例を含め着装法の各種は図解にゆずる。旧石器時代の両面加工石器で握槌(にぎりづち)(ハンド・アックス)と呼ばれるものは,柄をつけずに手で直接握って使ったという想定の命名であろうか。その一部が柄につけて使われたことは,刃に残る使用痕跡の研究から判明している(ロシアのコスチョンキ)。…
…石器製作の際に用いられた石のハンマーも出土している。100万年前以後,新たに主人公として出現した原人は,チョッピングトゥールを改良した新しい器種としてのハンド・アックスを創作した。これはチョッピングトゥールの先端を引き伸ばした形態をもち,両側辺を両側から打ちはがした石器である。…
…しかし,この系統的な発達に先立つ石斧の存在も知られるようになっている。旧石器時代のハンド・アックス(握斧)と呼ばれる石器の中にも,柄を着けたものがあるらしいのである。日本の先土器時代の関東地方にも,3万年前とされる局部磨製石斧があり,世界的にも古い実例に属する。…
※「ハンド・アックス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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