出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
剥片を剥ぎとった残りの石核を素材とした石器で,打製石器のうちでも最も古い伝統をもつ。前期旧石器時代の礫器(れっき)(チョッパー,チョッピング・トゥール)はこの石器の原初的なものだが,剥離(はくり)を全面に及ぼした握斧(あくふ)(ハンド・アックス)は石核石器の典型。一般的に猿人・原人段階の特徴的な石器だが,日本の後期旧石器時代の敲打器(こうだき)などもこれに該当する。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
打製石器の一種。石材を打ちかいて,最後に残った核を利用してつくった石器。旧石器文化前期のアフリカ,ヨーロッパにことに著しい。ハンドアックスあるいはクー・ド・ポワン(coup-de-poing=握斧(あくふ))はなかでも主要な石器で,西洋梨形,左右に刃,根元が厚くつくられる。かたいものをつぶしたり,肉を切り分けたり,あるいは武器として用いられた。西ヨーロッパからアフリカ,東南インドにかけて分布。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…装飾品や玉類には硬い碧玉,硬玉が,ときには磨製石斧に硬い安山岩や斑レイ岩が用いられることもある。 また打製石器には,石材の芯の部分を残すようにしてつくる石核石器と,剝いだ剝片を利用する剝片石器の二つの系列がある。前期旧石器時代の石器類はおもに石核石器であるが,後期旧石器時代には剝片石器が盛んに作られ,特殊な剝片である石刃を効率よく生産する方法,いわゆる石刃技法を編みだす。…
※「石核石器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新