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ハーメルン Hameln

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハーメルン
Hameln

ドイツ北西部,ニーダーザクセン州の都市。ハノーバーの南西約 40km,ハーメル川がウェーザー川に合流する地点付近に位置する。8世紀頃建てられた修道院の周囲に発達した町で,13世紀にはブラウンシュワイク公領,のちハンザ同盟に加入。旧市街にはルネサンス期の建物が多く,中世の面影を残す。繊維,化学,電機などの工業が立地。有名な「ハーメルンの笛吹き男」の伝説は,1284年に子供たちが町から姿を消した事件をもとに 16世紀につくられたもの。一説には,ドイツの東方支配と若者たちの逃避を関連づけた物語といわれ,また笛吹き男は,1212年に子供十字軍を率いたケルンのニコラウスとする説もある。人口5万 8902 (2003推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

ハーメルン(Hameln)

ドイツ中北部の工業都市ウェーザー川中流の東岸にある。中世にはハンザ同盟に加盟。童話「ハーメルンの笛吹き男」の舞台。

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百科事典マイペディアの解説

ハーメルン

ドイツ,ニーダーザクセン州のウェーザー川沿いの都市。旧ハンザ同盟都市。〈ハーメルンの笛吹き男〉の伝説で有名。この伝説は,ある鼠捕りの笛吹き男が,この町の鼠を笛の音により川に誘い込んで一掃したのに住民が約束した報酬を払わないため,復讐として町の130人の子供たちを同じ方法で町の外に連れ去ってしまったというもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハーメルン【Hameln】

ドイツ北部,ニーダーザクセン州にある都市。ウェーザー川が古来のミンデン~パーダーボルン~ハノーファーを結ぶ道路と交わる地点に位置する。人口約6万(1983)。現在はエレクトロニクス,機械生産,じゅうたんや衣服製造などが盛んな工業都市である。 ウェーザー川にかけられたウェーザー橋は中世においてヘクスターとミンデンを結ぶ重要な道路にあり,8世紀末にこの橋のそばにボニファティウス教会が建てられた。この教会は北ドイツ最大の聖界所領をもっていたフルダ修道院の分院として成立し,市場を設置していたとみられる。

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大辞林 第三版の解説

ハーメルン【Hameln】

ドイツ北部の都市。行方不明となった子供たちをめぐる、ハーメルンの笛吹き男の伝説で知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハーメルン
はーめるん
Hameln

ドイツ北西部、ニーダーザクセン州の郡庁所在都市。人口5万8800(2000)。ハノーバー南西方約40キロメートル、ウェーザー川の河畔に位置する。中世の最重要軍事道路ヘルウェークが、ウェーザー山地中でウェーザー川を越える地点に発生し、1200年ごろから計画的に建設され、商業が栄えた。鉄道の交差点をなし、木材加工、食品、じゅうたん、陶器などの工業が行われる。
 1284年、この町で130人の子供が行方不明になった。その原因については、ドイツの東方植民や少年十字軍に関連づけて説明されているがさだかではない。この事件が「ネズミ捕り(笛吹き)男」の伝説となり、グリムの童話やブラウニングの詩に取り上げられて、この町の名は世界中に知られるようになった。市内にはウェーザー・ルネサンス様式の「ネズミ捕り男の家」(1602~03建築)などが残り、6~9月の日曜正午にマルクト教会前で伝説にちなむ寸劇が演じられる。[齋藤光格]
『阿部謹也著『ハーメルンの笛吹き男――伝説とその世界』(1974・平凡社)』

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