バルトリハリ(古代インドの文法学者、哲学者)(読み)ばるとりはり(英語表記)Bharthari

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バルトリハリ(古代インドの文法学者、哲学者)
ばるとりはり
Bharthari
(450ころ―500ころ)

古代インドの文法学者、哲学者。同名の詩人と同一視されることもある。生涯については不詳。主著は『文章単語篇(へん)』。文法学を復興したばかりでなく、文法学にベーダーンタ哲学を導入して言語哲学を建設。宇宙の根本原理ブラフマンは語を本性としているとした点が彼の哲学の特徴である。彼は語ブラフマン論者または語一元論者といわれる。また彼は語の本体を常住不滅のスポータsphoaであると主張した。

[前田専學 2018年7月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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