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バレエ・リュッス Ballet Russe

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世界大百科事典 第2版の解説

バレエ・リュッス【Ballet Russe】

ロシアの芸術愛好家ディアギレフの主宰により,1909年より29年まで主としてヨーロッパを中心に活動したバレエ団。ロシア・バレエ団ともいう。最初はバレエのみでなく歌劇も交えて上演し,セゾン・リュッスSaison Russeと呼ばれたため,現在もロシアの文献ではこの名称が用いられる。第1回公演は1909年5~6月にパリのシャトレ座で開催された。演目はすべてM.フォーキンの振付によるものであった。フォーキンは当時のバレエが踊り手の技術を見せるためにのみ制作されることに強く反対し,個々のバレエの内容そのものが要求する表現をとることを主張した。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のバレエ・リュッスの言及

【アバンギャルド】より

…【武田 明倫】
【舞踊】
 舞踊のアバンギャルドは未来主義と共に登場した。まずその嚆矢はディアギレフのバレエ・リュッスが1917年に上演した《パラード》である。サティの音楽,ピカソの美術,コクトーの台本そしてマシーンの振付によって上演された。…

【芸術世界】より

…西欧の同時代の芸術に刺激をうけ,反アカデミー,反リアリズムを指向し,1904年まで全12号を刊行。同人がバレエ・リュッスの母体になるなど,この雑誌は〈ロシア・アバンギャルド〉の一つの源泉となった。【海野 弘】。…

【ストラビンスキー】より

…以後リムスキー・コルサコフ,ドビュッシー,ワーグナー,ベートーベンの音楽をモデルにしながら,《交響曲変ホ長調》を作曲し,作品番号1をこの作品につけた。08年に発表した管弦楽曲の《スケルツォ・ファンタスティック》と《花火》の2曲が,ディアギレフに認められ,この天才的な興行師から,バレエ・リュッスのパリ公演のためのバレエ音楽の作曲を委嘱された。《火の鳥》《ペトルーシカ》《春の祭典》が,バレエ・リュッスによってパリで上演され,いずれもセンセーショナルな話題を集め,ロシアの新進気鋭の作曲家の名前は,一躍ヨーロッパの音楽界に広まった。…

【ディアギレフ】より

…〈バレエ・リュッス〉の主宰者。ロシアの貴族に生まれる。…

【バレエ】より

…1847年にはフランスからM.ペチパが招かれ,ペテルブルグのボリショイ劇場,のちのマリインスキー劇場の振付師として画期的な名作を数多く上演し,この劇場を世界のバレエの中心とした。19世紀末になるとそれも終りを告げるが,死の灰の中から不死鳥が生まれるように,ディアギレフがマリインスキー劇場の若い舞踊家たちを集めて〈バレエ・リュッス〉を組織し,1909年パリで旗揚げをして大成功をおさめた。以来覇権はディアギレフのバレエ・リュッスに移り,このバレエ団が世界のバレエの最先端をゆくこととなった。…

【バレエ音楽】より

…パリにおけるドリーブの《コッペリア》(1870)と《シルビア》(1876),モスクワにおけるチャイコフスキーの《白鳥の湖》(1876),ペテルブルグにおける同じ作曲家の《眠れる森の美女》(1890)と《くるみ割り人形》(1892)の成功は,この通念を打開し20世紀のバレエ音楽への道を開いた。 1910年代から20年代にかけて,ディアギレフの主宰する〈バレエ・リュッス〉のために,現代音楽の新しいイズムをもったバレエ音楽が相次いで創造される。ストラビンスキーの《火の鳥》(1910)と《ペトルーシカ》(1911)と《春の祭典》(1913),J.M.ラベルの《ダフニスとクロエ》(1912),ドビュッシーの《遊戯》(1912)などである。…

【舞台美術】より

…20世紀初頭,表現主義,キュビスム,ダダ,シュルレアリスムなどさまざまな芸術運動が起こったが,舞台美術もそれらの影響を直接的に受けていた。 現代絵画との結びつきで有名なのは,1909年に結成され,パリで一大センセーションを巻き起こしたバレエ・リュッス(ロシア・バレエ団)の美術である。L.バクストA.N.ベヌア(A.N.ブノア)などのロシアの舞台美術家ばかりでなく,ピカソ,レジェ,マティス,デュフィ,ミロ,ローランサンなどの画家も参加し,背景画を主にした色彩あふれる絵画的な舞台を展開した。…

【モダン・バレエ】より

…クラシック・バレエでは女性の主役が中心だったが,モダン・バレエではそれが対等に行われ,男性を中心にしたものもつくられた。1909年以降のディアギレフのバレエ・リュッスにおいて顕著にその傾向があらわれ,その先鞭をつけたのはM.フォーキンV.ニジンスキーの作品である。バレエ・リュッス後期に登場したG.バランチンS.リファールはその後アメリカやフランスで新しい思考によるバレエをつくった。…

※「バレエ・リュッス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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