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バーガバタ・プラーナ Bhāgavata Purāṇa

世界大百科事典 第2版の解説

バーガバタ・プラーナ【Bhāgavata Purāṇa】

ヒンドゥー教ビシュヌ派の一派バーガバタ派の聖典とされるプラーナで,成立年代は遅いが(10世紀ころ),18大プラーナの中で最も普及し,信仰を集めている。12巻約1800の詩節から成り,文体,措辞カービヤ(サンスクリット美文体)文学を模倣している。全巻中第10巻はビシュヌの権化クリシュナと牛飼女(ゴーピー)たちや恋人ラーダーとの愛が詳細に描かれ,神と人間との関係を暗示して人心を把握し,宗派を超えて他のヒンドゥー教徒も広く愛読している。

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世界大百科事典内のバーガバタ・プラーナの言及

【ビシュヌ派】より

…この派の存在は,前5~前4世紀以降の文献などによって確かめられるが,その教義がまとまった形をとったのは,叙事詩《マハーバーラタ》の一部に組み込まれている《バガバッドギーター》においてである。また,この派に関連の深い文献としては,《マハーバーラタ》の付編として扱われている《ハリバンシャ》,および《ビシュヌ・プラーナ》《バーガバタ・プラーナ》などのプラーナなどがある。この派の神学はベーダーンタ派の哲学に基礎づけられることが多く,その神学別に,さらにマドバ派,ビシュヌスバーミン派,ニンバールカ派,バッラバ派,チャイタニヤ派などの支派が分岐した。…

【ヒンドゥー教】より

…宗派的色彩が濃厚で,だいたいビシュヌ派か,シバ派のいずれかに属している。18の大プラーナと18の副プラーナとが現存しているが,なかでも《ビシュヌ・プラーナ》と《バーガバタ・プラーナ》とがとくに尊重されている。(3)法典 法典中の白眉といわれる《マヌ法典》をはじめ,ヒンドゥー教徒の日常の行動を規定する多数の法典がある。…

※「バーガバタ・プラーナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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